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内容説明
昨今、TVのワイドショーなどで、著名人の怒り方が話題になりました。
大人げない怒り方をする人・余計なことを言って反感を買う人等々、怒りの出し方が下手な人が急増中なのです。
「なぜ人は怒るのか……」
「そもそも怒りとは何なのか……」
「怒りの賢い活かし方とは……」
「怒りはどのように出せば健康的なのか……」
「湧き上がった怒りをそのままぶつけずに、うまく逃がすにはどうしたらいいのか……」
自分が怒りに振り回される人にならないために、
また、怒り下手な人が身の回りにきたときに、うまく回避するために、
精神科医の著者が「怒り」を解剖します。
仕事・家族・社会に対して、
「カチン」とくる前に
「怒りの正体」を知れば、「いい怒り方」がわかる!
(※本書は2017/9/8に株式会社 海竜社より発売された書籍を電子化したものです)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばりぼー
33
怒りを鎮める重要なポイントは、時間を稼ぐことと自己洞察を意識すること。「怒り」のテンションは怒りが生じた瞬間が最高潮で、徐々にそこから下がってくる。どんなに激しい怒りであっても、そのテンションの高さは永遠ではない。「売り言葉に買い言葉」的な反応がいい結果を生むことは皆無である。怒りで熱くなっているのが相手の方だとしても、「ちょっと頭を冷やしたいから、喫茶店に行ってくる」と静かに土俵を降りよう。属人思考に陥らず、「提案した人間は嫌いだが、提案内容には賛成する」という思考ができるかどうかがポイントとなる。 2018/11/11
mami
12
現代の精神分析学によると、自己愛が満たされないことが怒りをたちの悪いものにしてしまうらしい。加えて甘える能力の低さが関わってくると。(ここでの甘えの意味合いは人の好意を素直に受けられる能力を指す)年齢を重ねるにつれて物事を深読みし、好意を受け取るのはどんどん難しくなるだろう。それでもこのメカニズムに気づけたら人生はどんどん好転してゆくに違いない。2017/12/26
ぽかちゅう48
11
心理学を使っての怒り方の考え方が面白いです。物事の判断基準を①属人思考(誰が言ってるかで判断する人)と②属事思考(人ではなくあくまで事柄で判断する人)などの違いや怖さ等が書かれていて興味深かったです。①にはなりたくないな~(爆)怒りの感情も悪い事ばかりじゃないので、上手く付き合っていきたいかな(^^)2018/05/04
カエル氏
1
「怒り」は悪いだけではないって発想はなかったなー。最後の方の属人か属事かって話しは、読んでてなんか納得。うまく怒りと付き合っていきたい。2024/01/09
PAO
0
怒るための技法が分かりやすく書かれています。日本における売上高人件費比率が著しく低いことや社会的な事件が新聞の一面に載るのは日本ただけなどの事実を初めて知ることが出来ましたのは大きな収穫です。日本の学力を高めたければバラエティー番組を無くすべきですね。2018/02/03