山と溪谷社<br> ヤマケイ文庫 朝日連峰の狩人

個数:1
紙書籍版価格
¥990
  • 電子書籍
  • Reader

山と溪谷社
ヤマケイ文庫 朝日連峰の狩人

  • ISBN:9784635049528

ファイル: /

内容説明

名狩人であり朝日連峰(山形県)のブナ林を守る環境保全活動にも尽力したことなどでも知られる志田忠儀さん。
氏の狩猟・採集や山暮らしにまつわる言葉がちりばめられた名著『朝日連峰の狩人』が文庫化! 

山菜・キノコ採集やイワナ・ヤマメ釣り、ツキノワグマ狩り、キツネやテンやウサギなどの罠猟。
山中で出会ってきた動物の行動についての興味深い考察、遭難にまつわることなど、長年の経験に裏打ちされた含蓄に富む言葉を随所で読むことができます。

出版当時75歳の志田さんの話は30年の時を経た今でも色褪せず、狩猟者をはじめ動物や自然に興味がある人にも響く言葉が満載です。


■内容
解説
まえがき

◆第一章 山暮らし
狩人とマタギ/自然とともに暮らして/達人による釣りのコツ

◆第二章 クマ狩り
昔からの巻き狩り/クマの弱点とクマ撃ち/大型動物が増え続ける/クマの習性と好物/クマの胆とクマ料理/狩人たちの仁義

◆第三章 ワナと動物
ワナを仕掛ける/天ぷら好きのキツネ/テンやタヌキたち/アナグマとウサギの肉/小動物たちの習性

◆第四章 山の番人
遭難は常識外の行動から/予測できない雪崩/危機に瀕する原生林

文庫版あとがき


■著者について
志田 忠儀(しだ・ただのり) 【語り】
1917年、山形県西川町大井沢生まれ。
戦前から山に入り、戦後も春はクマ撃ちやゼンマイ採り、夏は登山や釣り、秋はキノコ採り、冬は猟と、一年を通じて山とともに生きた伝説の山人として知られている。
1959年、磐梯朝日国立公園朝日地区管理人になり、1982年同管理人を退く。
この間、天狗小屋、狐穴小屋、竜門小屋の管理を西川町より任される。
月山朝日遭難救助隊長、大井沢観光協会長、自然保護に関する功労で勲六等単光旭日章を受ける。
朝日連峰のブナなどの原生林を守る会会長。民宿「朝日山の家」経営。
2016年5月23日没。
著書に『山人として生きる 8歳で山に入り、100歳で天命を全うした伝説の猟師の知恵』(角川文庫)、『ラスト・マタギ 志田忠儀・96歳の生活と意見』(KADOKAWA)などがある。

西澤 信雄(にしざわ・のぶお) 【構成】
1948年、滋賀県大津市生まれ。愛媛大学を卒業後、1975年から朝日鉱泉ナチュラリストの家に入る。
朝日鉱泉ナチュラリストの家代表、日本ナチュラリスト協会会員、環境庁自然公園指導員、秋田営林局保全管理協会員。
著書に『朝日連峰・鳥獣戯談』『ブナの森通信』(無明舎出版)、『みちのく朝日連峰山だより』(山と溪谷社)などがある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

roatsu

13
大正生まれの名山人が語り遺した、朝日連峰の山々とその恵みと共にあった暮らしの貴重な記憶。情感豊かなお国言葉が心地よく、志田さんの体験や気持ちがありありと伝わる。また、先祖伝来一貫性をもって続いてきた山里の暮らしも大きく変えた功罪深き20世紀日本の変容が志田さん個人の生活史から浮かんで興味深い。今の日本人は、ほぼ歴史と化した狩りを始めとする山で糧を得る生業をマタギと一括りにしがちだが、歴史が現在だった時を生きた志田さんによればその言葉は殺戮者のようで、だから狩人という言葉を用いた旨の記述は印象的。熊狩りに関2022/11/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20199401
  • ご注意事項

最近チェックした商品