人間廃業宣言 世紀末映画メッタ斬り

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人間廃業宣言 世紀末映画メッタ斬り

  • 著者名:友成純一【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • アドレナライズ(2022/10発売)
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内容説明

低俗な映画や小説を称する代名詞に、〈エログロ・ナンセンス〉という言葉がある。略して、〈エログロ〉だ。エロとグロ……しかし、映画でも小説でも、これこそがエンターテインメントの必須条件だったりする。ハリウッド映画から、銃撃やカー・スタントをはじめとする激しい破壊アクションと、美男美女スターのお色気を除いたら、何が残るだろうか。はっきり言って、何も残らない。(本文より)
 バーホーベン、スピルバーグ、デイヴィッド・フィンチャー、塚本晋也、押井守など、SFホラーとアニメ映画を中心に扱った映画評論集。電子版あとがきを追加収録。

PART1 ポール・バーホーベン
PART2 デイヴィッド・フィンチャー
PART3 リドリー・スコット
PART4 『エイリアン』は自らの肉体に宿る
PART5 スティーヴン・スピルバーグ
PART6 ティム・バートン
PART7 無限の合わせ鏡に手を伸ばす
PART8 金子修介
PART9 庵野秀明
PART10 サム・ライミ&ピーター・ジャクソン
PART11 ジョン・カーペンター
PART12 ロバート・ロドリゲス
PART13 平山秀幸
PART14 ジェームズ・キャメロン
PART15 アウトローの正義、小市民的正義
PART16 ローランド・エメリッヒ
PART17 塚本晋也
PART18 デイヴィッド・クローネンバーグ
PART19 デイヴィッド・リンチとコーエン兄弟
PART20 宮崎駿
PART21 押井守

●友成純一(ともなり・じゅんいち)
1954年福岡生まれ。1985年『肉の儀式』で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を執筆。『漂流家族』『殺人の勧め』『爛れ』『暴虐の痴図』『蔵の中の鬼女』『邪神の呼び声』『死の影を追って』『黒の女王』『闇の王国』『髑髏町の魔道師』『怪物団』『色魔』など電子オリジナル作品も多数発表している。映画評論、特にホラー/スプラッターの分野で活躍し、各映画誌に寄稿している。