講談社文庫<br> 法月綸太郎の消息

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講談社文庫
法月綸太郎の消息

  • 著者名:法月綸太郎【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 特価 ¥554(本体¥504)
  • 講談社(2022/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065296073

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内容説明

名探偵が挑む、名探偵たちの謎。
法月綸太郎 VS ホームズ、そしてポアロ。

名作に隠された驚愕の「真実」が今、明かされる!
躍動するロジック! これぞ本格ミステリの純粋結晶。
待望のシリーズ最新作!!

☆☆☆

ホームズ探偵譚の異色作「白面の兵士」と「ライオンのたてがみ」。
この2作の裏に隠された、作者コナン・ドイルをめぐる意外なトラップを突き止める「白面のたてがみ」。

ポアロ最後の事件として名高い『カーテン』に仕組まれた、
作者アガサ・クリスティーの入念な企みとは?
物語の背後(バックステージ)が息を呑むほど鮮やかに解読される「カーテンコール」。

父・法月警視が持ち出す不可解な謎を、息子・綸太郎が純粋な論理を駆使して真相に迫る、
都筑道夫『退職刑事』シリーズの後継というべき2編「あべこべの遺書」「殺さぬ先の自首」。

スマートで知的で大胆不敵。本格ミステリの魅力に満ちた傑作作品集、待望の文庫化!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ち~

31
長く待ってたシリーズ!短編3話、中編1話収録。うち2作は、ホームズとポアロの作品を法月綸太郎が考察するという物で、とても興味深くおもしろかったが…コレを法月綸太郎でやらなくても…と思った。私が読みたい法月綸太郎はコレじゃない!というのが個人的な感想。あとの2作は、法月警視が綸太郎に語った事件をその場で解決する安楽椅子探偵もので楽しめた。2022/10/19

hnzwd

26
法月綸太郎ものの短編集。ロジカルに解いていくのが多く、伝統的なスタイルを守っている名探偵の一人。帯にあるとおりホームズの謎とポアロ論に迫る2篇に重きを置いた一冊でしょうか。2023/04/18

生田目 房一郎

26
 功績に次ぐ綸太郎短編集。四編中二編、『あべこべの遺書』は死んだ二人の遺書が入れ替わった謎を丁寧に解く。収録に当たって書き直したらしいが、元のやつも読みたくなった。評判悪かったけど普通に面白いので。『殺さぬ先の自首』有栖川有栖のモロッコ水晶の影響を感じた。『白面のたてがみ』はドイル、『カーテンコール』はクリスティーを扱ったメタミステリ。白面は肩透かしな終わりだが、飯田才蔵や堤豊秋の名前で満足。カーテンはポアロの“カーテン”には裏があったのでは?という検証。“象は忘れない”など他作品を踏まえてまた読みたい。2022/11/14

小梅さん。

16
ミステリを期待してたのだけど、後半はほぼクリスティ論に終始。(一部ホームズやクイーン。) 出だしのロザムンドとの掛け合いが楽しかったので、どんな事件が勃発するのかと思ってただけに拍子抜け。 こういう評論は苦手だし、、、 最初の2編は、まぁ、ミステリ的だったかなぁ。 たぶん、評論としては優れているのだと思う。 私が、ミステリばりばりを期待していて、評論が苦手だったのではまれなかったのが残念。2022/12/03

マッちゃま

15
お久ぶりの法月綸太郎シリーズ。4作品の中短編集。驚きはドイル、ポアロ(カーテン)について謎解きモノ。内容的には◯野のお父さんに出てきそうな謎なんですけど、それに関わるのが法月氏というのは新鮮でもありました。ポアロについての話はクリスティーの他の作品の内容にも触れている箇所も多く(かなり上手く処理されています)僅かなネタバレすら嫌って方はご注意を。2作目の「あべこべの遺書」はアンソロジーにて既読だった筈なのに全く憶えておらず、かといって面白かったんだから改めて「アンタやっすい読者だなぁ」と反省します(苦笑)2024/02/16

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