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内容説明
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谷あいの町のとうふ屋さんには、さまざまなお客がやってきます。すずめ、ねずみ、きつね、木の精、そしてもっとふしぎなものまでも……。とうふ屋さん一家をめぐる、美しい6つのファンタジー。
いまなお多くの読者に愛されつづけるファンタジーの名手・安房直子の珠玉の作品。
日本図書館協会選定図書/全国学校図書館協議会選定図書
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
105
本のタイトルと表紙の絵からは、お豆腐屋さんのお話だとは想像もできませんでした。でも、そのお豆腐屋さんにやってくる不思議なお客様が楽しいのです。 それに、すずめの入学祝の稲荷ずし、木の精の凍り豆腐など、登場してくる豆腐料理が心を暖かくしてくれます。 「きつね山の赤い花」のお豆腐屋さんの娘と狐の子供のママゴトのお話し、昔飼っていた猫もお豆腐屋さんを営んでいたというお話は、なにか切ない気持ちになりました。いろんな味わいを持ったファンタジー集です。2020/11/28
ぶち
79
(再読) 絵本『きつね山の赤い花』を読んだら、谷あいの町のお豆腐屋さんの他のお話も再度読みたくなりました。 すずめ、ねずみ、きつね、木の精たちが、お豆腐屋さんを訪れる可愛くてファンタジックなお話に小さな生き物たちや野花へのあたたかな愛情を感じられ、何度読んでも心がなごみます。昔飼っていた猫が同じようにお豆腐屋さんになっていたお話は、今回もなぜか切ない気持ちになりました。2024/04/22
よこたん
51
“それからそっとふたをあけてみますと、重箱の中には、親指ほどのいなりずしがひとつ、入っていました。” すずめの新入生のお祝いのいなりずし! 小さな町のとうふやさんの作る、お豆腐やあぶらげの美味しいことと、ご主人の何ものにも分け隔てない優しさに、うっとりのおすそ分けをいただいた。人間じゃなくても、お祝い事やお祭りを楽しんだりしてないとは言い切れない。おままごとだってそう。丁寧に作られたお豆腐を介して出逢う、不思議な出来事。美味しいお豆腐じゃなかったらたぶん起こらない出来事。にこにこと少しのぞわり、いい塩梅。2020/12/06
はる
50
谷あいの町のとうふ屋さんには、さまざまなお客がやってきます。すずめ、ねずみ、きつね、木の精、そしてもっとふしぎなものまでも・・。豆腐屋さんの家族と小さな生き物たちとのやり取りがほのぼのとして実にいい。楽しさと儚さとが同居する、安房さんならではの世界観に引き込まれます。2015/08/29
瑪瑙(サードニックス)
39
谷あいの町のお豆腐屋さんのお話。色々なお客さんがやってきて楽しかった。印象に残ったのは次の3作品。『すずめのおくりもの』はすずめさんが律儀で可愛らしくて良かった。『ねずみの福引き』は線香花火による光の花畑を想像するだけでも楽しかった。『ひぐれのラッパ』はちょっと怖くて切なかった。2015/12/27