内容説明
重力、火災、災害、環境問題…
建物はたくさんの物理的な困難に耐えられるよう、
長い歴史をかけてそのための技術を蓄積してきました。
それらの発見は、どのようにして生まれたのでしょうか。
本書は、自身が西ヨーロッパイチの高さを誇るビル「ザ・シャード」の
構造を担当したエンジニアが、人類の構造的な発明の歴史を、
豊富な図版とともに語るものです。
また、自身の女性技術者としての成長の物語も交えられた、
今読まれるべき建築の物語です。
<目次より>
エンジニアの/としての物語 STORY
建物が支える力 FORCE
炎を防ぐ FIRE
土を建材にする CLAY
鉄を使いこなす METAL
石を作り出す ROCK
空を目指す SKY
地面を飼いならす EARTH
空洞を利用する HOLLOW
水を手に入れる PURE
衛生のために CLEAN
理想の存在 IDOL
最高の橋たち BRIDGE
夢のような構造を実現する DREAM
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
奈良 楓
18
【良かった】● 自称建築ヲタクの建築家の建築構造論。 ● とある生物からヒントを得た、トンネル掘削機の話が面白かったです。その他印象に残ったのは、建物にかかる荷重を重力の流れと捉える描写の美しさ。 ● 建築家はとても繊細で優秀でないと務まらないのがよくわかりました。2024/12/08
taku
14
現役エンジニアが、構造工学分野を専門外の人でも興味を持てるように解説。大規模な建設を成立させる、構造材料や構造形式の歴史と科学技術を紐解いていき、自身の体験も加えた語り口は親しみやすい。難題を解決していった技術者たちの物語であり、自称建築オタクな著者の物語という側面も。構造設計はデザイン力も重要だろうね。また、建築に限らず災害から学ぶことは多い。ロンドンの下水道網、テムズトンネルの人力シールド工法みたいな地下インフラ整備の歴史も面白かった。2025/08/14
ムカルナス
11
建築構造エンジニアの著者が高層ビルの構造計算やトンネルの構造、耐震、耐火など様々な分野について 現代技術の基礎となった建築構造の発明や発展の歴史をも交えて解き明かす。身近な現象を例にイラストを交えた説明もあり、理系音痴で素人の私にも理解できる内容で勉強になった。エンジニアの著者は未来にはビルはもっともっと高層化し、橋のスパンもどんどん長くなり、水中でも生活できるなど人間の力は果てしなく とてつもないことが出来るようになると夢見るが 私は人間のパワーを絶対視することに一抹の不安も感じた。2024/04/04
qoop
7
大規模建築を成り立たせる技術革新の歴史を、構造設計の専門家が解説。建造物への要請を受けて技術者たちが難題をどう解決していったかが読み易くまとめられている。中でもロンドン下水網について書かれた章は興味ストライク。パリの地下下水網に関しては「レ・ミゼラブル」関連の書籍などで触れているのを読むが、ロンドンの地下は見たり読んだりした覚えがない。地形が変われば構造も変わるだろうから気になっていたのでありがたい。まさに収穫だった。2022/10/22
まんぼう
6
すごい技術が詰まっているんだろうなあぐらいの漠然とした感想で構造物を見ていた。想像以上に大変な作業だということが分かった。地震や火災、風雨などの物理的な破壊力と、地盤や気象などの環境的な破壊力を想定して設計・施行するエンジニアや作業者の苦労。古代から現代に繋り時として凌駕しているのではと思うほどの技術の歴史。それを人知れず達成することに喜びを感じるという著者は実にエンジニアらしいなと思う。かっこいい。印象に残ったのはトンネルのシールド工法がフナクイムシという虫の生態から着想を得たというところ。2025/11/30
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