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内容説明
ロウソクが見せる物理現象について学ぶことが、自然科学に入門するための、もっとも入りやすい最良の入り口だ。イギリスの科学者ファラデーが少年少女を相手に行った連続講義録。ロウソクの種類、製法、燃える仕組みから、燃えるときに起こる物理・化学現象までを、さまざまな角度からやさしく解説する。原著出版から160年以上経たいまでも、ノーベル賞受賞者ほか世界中で読み継がれてきた不朽の名著。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
122
光文社古典新訳文庫3冊目。「いま、息をしている言葉でもういちど古典を」がこのレーベルのモットーであるとの事。ファラデーの「ロウソクの科学」は1860〜1861年に69歳のファラデーが15歳~20歳向けに開催した全6回の大人気レクチャー。160年程前の実話です!実験道具を、使ってロウソクの火が燃える原理から水素の話、固定空気(炭酸ガス)の話、引いては人の命をロウソクの火にたとえています。また、この記事を載せた世界最初の一般向け科学雑誌「サイエンティフィック・アメリカン」が今も発行されているのは驚きですね。2023/01/27
ごへいもち
17
本文は字面を追うだけで精一杯。あとがきのファラデーの生涯がすごいなぁ2023/10/04
ハルト
15
読了:◎ 科学者ファラデーが、子供たちに向けて行った講義の内容、全六回が収められている。▼実験を主にし、難しい言葉を使わず、子供たちが理解できるよう、ロウソクの燃焼について解説する。子供についてはもちろん、大人についても、新しい知識を知ることへのワクワク感がある。▼科学に対する「なぜ?」をうまく表現してある。ロウソクの炎から疑問が広がり、最後には人の呼吸についてで終わる、その驚き。科学とは、新しい驚きの連続なんだなと思った。大人が読んでも楽しめる名著。2022/11/03
barcarola
9
科学本ではあるが、これを読んで知識を得るという類のものではなく、実験や科学的な考察について教えてくれるというものである。2023/08/17
Akio Aratani
4
とてもわかりやすい現代訳2022/10/19