幻冬舎文庫<br> 毒島刑事最後の事件

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幻冬舎文庫
毒島刑事最後の事件

  • 著者名:中山七里【著】
  • 価格 ¥742(本体¥675)
  • 幻冬舎(2022/10発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344432369

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内容説明

皇居周辺で二人の男が射殺された。世間が〈大手町のテロリスト〉と騒ぐ中、警視庁一の検挙率を誇る毒島は殺人犯を嘲笑。犯罪者を毒舌で追い詰めることが生きがいの彼は「チンケな犯人」と挑発し、頭脳戦を仕掛ける――。出版社の連続爆破、女性を狙った硫酸攻撃。事件の裏に潜む〈教授〉とは何者なのか?人間の罪と業を暴く、痛快ミステリ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イアン

167
★★★★★★★☆☆☆『作家刑事毒島』の前日譚となる毒島シリーズ第2弾。大手町の連続射殺、出版社連続爆破、硫酸による女性への襲撃…。刑事時代の毒島が驚異的な洞察力で犯人を炙り出すが、その背後には共通してある人物の影が見え隠れしていた――。〝教授〟を名乗る人物は何者なのか。なぜ毒島は刑事を退くこととなったのか。連作短編形式で複数の事件を綴り、最後にあっと言わせる手法は中山七里得意の構成だが、どこか既視感があった。他の作品では主役級の存在感を放つ麻生や犬養が、毒島の前では凡庸な刑事に見えてしまうのはなぜだろう。2025/01/27

のり

115
連続射殺事件・出版社連続爆破事件・連続暴行事件と世間を騒がす事件が頻発するが、警視庁一の検挙率をほこる「毒島」は、容疑者を挙げるが、事件の裏に別の顔をみる。しかし、毒島の毒舌振りはアッパレである。突かれたくないところを容赦なく攻めまくり、巧みに引き出す。「教授」の存在にもいち早くたどり着く。この手の犯罪者はほんと手に負えない。職を賭けての戦い。しかも「犬飼」も登場。「作家刑事毒島」も読まなくては。2023/12/27

ま~くん

99
警視庁No1の検挙率を誇る超捻くれ者の毒島刑事と絶対に表には出て来ない狡猾な犯人との頭脳戦。すれ違う人を刺殺、出版社の連続爆破、女性の顔面に突然濃硫酸をぶっかける等残酷な犯罪が次々に発生。卑劣な犯人を逮捕するため毒島が取った手法にはただただ唖然。又、要所で飛び出す数々の毒舌には腹を抱えて笑わされた。他人を操って悪事を働くのは最低。他人の弱みを徹底的に突いて自我を崩壊させるのは最悪。最低(真犯人)と最悪(毒島)のガチンコ対決の結末は。中山作品の中でも特異なキャラクター毒島刑事。必ず復活すると期待したい。2023/06/20

ふじさん

94
本作は、毒島がなぜ刑事を辞めてミステリー作家になったを綴った作品。大手町勤務の会社員にコンプレックスを持つアルバイトの男が起こした連続射殺事件、新人賞に落ち出版社を恨む作家のたまごが起こした出版社連続爆破事件、学歴と就職先にコンプレックスを持ち下品な婚活を行う女性達を襲った硫酸事件、息子を殺した犯罪者の判決に納得が行かず殺人を繰り返す復讐事件等。辣腕刑事の毒島は難解な事件の解決に奔走するが、事件の裏に潜む教授の存在が明らかになる。教授とは何者?最後の自業自得の神父と毒島の攻防は圧巻、さすがだ。2025/07/30

93
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/09/post-a03851.html まさに「痛快ミステリー」。一気読みしてしまいました。2023/09/06

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