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内容説明
ピラニアクラブといわれるF1で、ホンダF1のマネージングディレクターとして2021年の劇的なレッドブル・ホンダの勝利を導いた山本氏。モータースポーツですら「組織力が9割」という、その真意は何か。
本書では、第4期ホンダF1のどん底からトップへと舞い戻るその過程で、いったい何が起こり、そこでどんな意思決定がなされたか、という初めて明かされる真実から、そのなかでどのような決断が勝利を手繰り寄せたのか、という山本氏の考え方が赤裸々に展開される。
F1やモータースポーツに関心がある方はもちろん、組織をよりよい方向へと導きたい方、リーダーシップの本質を考えたい方への最良のテキストともなる、待望の1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Thinking_sketch_book
9
★★★★☆ F1の裏ストーリーとして面白いだけでなく、仕事観や人生観にも発見がある良書だと思う。 F1のトップチームは頭が良い人が集まりハイテクな面が強く印象付けられているが、それを運営する首脳陣の接し方は会社経営そのもので日頃から親身に話せる関係を構築するコミュニケーションや即断即決するための準備など泥臭い仕事術がとても大事だ。またチーム代表も競争の末勝てばバックヤードの社員にも報奨金を出すなどモチベーションを上げるのが上手い。典型的なサラリーマンと変わらないことが多く意外と学びがある一冊だ2023/05/08
復活!! あくびちゃん!
5
表紙(カバー)の写真がとても良い! 読み易いので、サラっと読み終わる。ホンダ第四期を時系列で書いてあるため、「そう言えばこんなことあったなぁ」と思いながら読んだ。著者が代表の会社名に“コミュニケーションズ”が入っている理由が分かったのが良かったことと、クリスチャン・ホーナーに髪型のことをイジられているのが面白かったという印象が強い本でした。2022/12/05
mdoguti
4
kindleunlimited.楽しく読ませてはもらえたが、ビジネス書の体裁に収めようとしたためか、レースファンとしては少し食い足りないよう気がした。三栄書房あたりが出していれば、もう少しレースに深入りした話になったのかも。2023/06/17
モモモット
1
世界最高峰で戦うにはドライで冷徹さが大事かと思いきや、要所の判断には確かにそれらが必要だ。だがその前にはベースとなるにコミュニケーション力と人間力が必須である、ということが、リアルなF1の世界を通して知る事ができた。2024/01/14
はるまき
1
☆☆☆:ホンダとしてはF1への参戦を“終了”する2021年にドライバーズチャンピオンを獲得したレッドブルレーシングの、ホンダ側の立役者である山本雅史が、マクラーレンとの決別からレッドブルで栄冠を勝ち取るまでに打った手の数々を振り返りつつプロジェクトを成功に導くための思考法を語る、と言う内容だけど、山本自身の超ポジティブ思考故になせる業という側面が強いのでビジネス書としての有効性には疑問符が。かように軸足がビジネス書に寄ってるため、F1好きが読むとドキュメントとしては物足りなさを感じる中途半端さもチト残念。2023/08/16