内容説明
四季の風物、動物、植物、文様、縁起物まで、多種多様な「箸置き」の世界。小さくて可愛い、日本人の掌の美をめでる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
to boy
23
たくさんの箸置きの写真が載っていて楽しい一冊。古代の耳皿(又は耳かわらけ)から始まり、近世はお膳の縁に置かれ江戸時代には小皿に載せられた箸。明治になりちゃぶ台の普及とともに箸置き、箸入れ、箸立てが出てきたとの事。この本の箸置きは陶磁器のものばかりですが、カトラリー作りの参考にもなって良かったです。2023/02/10
花林糖
19
図書館本。箸置きを集めていた時期があるので100個程あります。しかしこのまま延々と集めても収納に困ると気づき止めました。著者は15年で千種類二千個近く集めたとの事。食に関するモチーフ物が好みです。2023/03/01
ふじ
13
表紙から、色んな箸置きのコレクション集?とおもったけれど、きちんとその歴史が紐解かれていて想像以上に資料的価値が高そうな1冊でした。コレクションしたくなる気持ちわかる〜。何となくサイズ感がガチャポンの中身っぽいからかなと思っている。イカ、勾玉、カニ、ねじりこんにゃく、折り鶴あたりがとても好み。2024/03/20
ざるめ
10
可愛い~(*´∇`*)季節に合わせて使いたいし、旅の思い出として箸置きを集めてみるのも良いかも♪と思ったけれど、それは既に てぬぐい でやっているから、集めるのは5、6個にしておこうと心に誓う(^^;)2023/08/18
hitotak
7
箸置きの歴史は意外と新しく、明治期以降に会合や接待が増え、料理屋がしつらえとして工夫したことが始まりではないかと推測されている。季節の植物や魚、縁起物などさまざまな形と色合いの箸置きを眺めるだけでも楽しい。名のある陶芸家の作品や犬猫などファンシーなものも紹介されている。茄子やきのこなどと一口にいっても千差万別で、集めたくなる気持ちがよくわかった。2023/04/02
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