内容説明
長寿社会の「闇」を抉る、衝撃のルポルタージュ!
ベストセラー『後妻業』の直木賞作家
黒川博行氏との対談を文庫特別収録!
65歳以上の高齢者人口が約3600万人、総人口の28.7%を占める日本は世界一の超高齢社会にある。
高齢者の急速な増加に医療、福祉分野の対応が声高に叫ばれるが、より深刻な問題が超高齢社会には潜んでいた。
万引き、ストーカー、暴行など犯罪行為に走る高齢者の多さだ。
また、社会とつながりを失いホームレスとなる高齢層の存在も際立つ。
大手メディアが決して報道しない、長寿社会の「闇」を抉る衝撃のルポルタージュ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
23
老後が怖い。貧乏より怖いのは孤独。こればっかりは努力してもねえ。2024/04/07
itokake
19
老人たちの闇を生々しく取材した良書。登場人物はときに無軌道、ときに無気力で、人が老いることの負の面が見えた。極端な人物を特に選んだわけでないのが、ストーカー篇と婚活潜入から見えてきた。著者は取材で接しただけの高齢者3人から粘着された。小早川明子氏(ストーカー対策のNPO代表)いわく①興味を持って話を聞かない②笑いかけない③楽しそうにしない④褒めたり励まさない⑤体に触れない、握手もダメ。…つまり「能面で対応」?シニア世代をまとめてストーカー予備軍にしたくないけど、著者の実害を考えると大げさとは言えない。2022/11/30
Katsuto Yoshinaga
13
帯の惹句にあるように、万引き、暴行、孤立死は見聞きしていたが、ストーカーに売春となると、ちょっとビックリ。かなり刺激的な一冊であった。総花的に、色々なことが書かれており、もう少し深堀しても良いのではと思って読んでいたところ、巻末の黒川博行氏との対談で、様々事例を紹介したかった旨があり納得。黒川氏も語っているように、自らを賭した潜入ルポ(ストーカー、婚活、孤立死)がかなり面白い。著者は週刊文春出身らしく、今後チェックしておきたい。2021/03/01
Mark X Japan
8
極端な例のような気がしますが,そうでもない気もします。長寿でも生き甲斐がある幸齢者になれる社会になるといいですね。☆:4.02021/04/10
とろりんとう
5
お気に入りの方が読んだ本。老人達の万引き、ストーカー、暴力・DV、売春、ホームレス、孤立死についてのルポルタージュ。長寿社会となり、この本で示す裏社会に所属する人は年々増加。好々爺の方も多いと思うが、何かが変わればすぐに裏社会に陥る可能性がある。将来を諦めた老人に怖いものは無く、裏社会からもなかなか抜け出せない。著者自身も被害に遭うなど身近で、難しい問題だ。2022/06/08
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