日本の吹奏楽史 - 1869‐2000

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日本の吹奏楽史 - 1869‐2000

  • 著者名:戸ノ下達也
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 青弓社(2022/09発売)
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  • ISBN:9784787273444

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内容説明

サックスやトランペットによる軽快な音色が人々の心を躍らせる吹奏楽。明治期に軍楽隊として発展し、大正・昭和期には学校教育や職場など、プロ・アマチュアの垣根を超えて社会に広がっていった歩みをたどる。吹奏楽の過去といまがよくわかる入門書。

目次

はじめに――オーバーチュア 戸ノ下達也

序 章 吹奏楽の近現代史 戸ノ下達也
 1 昭和に至る吹奏楽のいとなみ
 2 「戦争の時代」から戦後へ

第1章 多様化する吹奏楽――三越少年音楽隊の活動と新たな音楽文化の形成 三枝まり
 1 一九〇〇年代に至る音楽文化の変遷
 2 明治初年から終戦に至る音楽文化の変遷
 3 吹奏楽の新たな潮流
 4 三越少年音楽隊の成立と活動

コラム ニッポンの民俗音楽としてのラッパ文化 奥中康人

第2章 スクールバンドと吹奏楽の普及 都賀城太郎
 1 学校にも音楽隊を――創生期のスクールバンド
 2 昭和初期の急速な普及とその背景
 3 戦後の新たな広がりと現在への系譜

コラム 大阪市音楽団の系譜 戸田直夫

第3章 「職場の吹奏楽」の誕生と展開 寺田卓矢
 1 二十世紀初頭における大衆的音楽文化と吹奏楽
 2 「職場の吹奏楽」の登場
 3 アジア・太平洋戦争の始まりと厚生音楽運動の登場
 4 戦時下における職場の吹奏楽振興
 5 職場の吹奏楽の一事例――石川島造船所自彊吹奏楽団
 6 職場の吹奏楽の戦後――「戦犯」からの復権

コラム 吹奏楽連盟の成立 都賀城太郎

コラム ブラスはオケより「格下」なのか?――「満洲国」とその時代 岩野裕一

第4章 精神生活への「社会政策」としての吹奏楽の誕生――一九三〇年代の青年とイベントを手がかりに 上田誠二
 1 現代化する吹奏楽
 2 一九三〇年代の青年と吹奏楽
 3 「社会政策」としての吹奏楽コンクール
 4 幻の東京オリンピックと紀元二千六百年奉祝行事――戦後への射程

コラム 戦前の吹奏楽とポピュラー音楽 都賀城太郎

コラム 戦後の吹奏楽とポピュラー音楽 都賀城太郎

第5章 吹奏楽の戦後と現在 長木誠司

概論 吹奏楽曲創作の歴史 中橋愛生

概論 日本の吹奏楽と軍楽隊の変遷――黎明期から戦後まで 福田 滋

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あんさん

0
明治末期1900年代から昭和初期1930年代の音楽文化の広まりが印象的だった。2019/09/17

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