内容説明
煌めく少女時代の危うさと切なさを、繊細な筆致で描いた純愛小説。
【新人作家衝撃のデビュー作!】
【装画はイラストレーターめばち氏描き下し】
「好きだっ……よ。骨だけになっても」
七年前の、ある夏の日。
少女たちが胸に秘めた純粋な想いは、
残酷なほどに美しく、時間を止めた――。
紗世子とゆたかは、小学生の頃から、毎日互いの家を行き来する幼馴染だった。
男のような名前のゆたかを、紗世子だけは「ゆかちゃん」と呼ぶ。
初めて出会った瞬間に抱いた想いを、それぞれの胸に秘めたまま、10年の時が流れた。
高校生になったある日、紗世子は好きな「女の人」がいることをゆたかに告白し、付き合い始める。
苦しみに耐えながら友達を続けるゆたかだが、それこそがまさに、紗世子が本当に望んだものだった――。
膨らみ続けた純粋な想いは、むせ返る百合の香りのように強く、二人の少女を縛り付け、美しすぎる悲劇となる。
感想・レビュー
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