セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を“征服”できるか

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セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を“征服”できるか

  • 著者名:ジェニー・クリーマン【著】/安藤貴子【著】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 双葉社(2022/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 750pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575317367

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内容説明

「性愛」「肉食」「生殖」「自死」。それはテクノロジーの、最後のフロンティア。
高性能AIを搭載し、あなたの欲望をすべて叶えるロボットは「完璧な伴侶」になりうるか? 人工で培養した肉は動物たちの権利を守り、気候変動を防ぎ、地球を救うだろうか? 妊娠も出産も、代理母すら必要ない人工子宮による生殖は本当に女性たちを社会的に救うのか? 人間にとって「満たされた、完璧な死」とは何なのか……?
科学と倫理の境界でゆらぐ、21世紀の性、食、生、死。生命倫理、暴走する資本主義、ジェンダーとフェミニズム、気候変動、管理社会、ウェルビーイング……様々な命題が複雑に絡み合う最新技術開発の最前線で、気鋭のジャーナリストがその進歩や課題、あるいは華やかなシリコンバレーの起業家たちをはじめとしたプレイヤーの虚実を5年にわたって現場取材し、21世紀の「人間性」のゆくえを考察した、グレーな近未来ガイド。
Jenny Kleeman “SEX ROBOT & VEGAN MEAT - Adventures at the Frontier of Birth, Food, Sex and Death”の完訳。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

68
著者は、イギリスのジャーナリスト、ドキュメンタリー製作者ということで、分かりやすく興味深く書いてくれている。やや著者の<健全な>価値観、常識に囚われすぎの感は否めないが、我々一般の常識の立場からの最新テクノロジーの実情を迫ってくれている。というか、ややはったりめいた起業家も多いようという心証を抱いておられると感じる。2023/03/04

Vakira

46
人間は生物であるので生きるための必須の行動は、今を生かす食と命を繋げる生殖だ。これは生物としての自然な欲求。この本、この題名何?大好きなエロスとSF?なんて想像してしまいますが、実はこの自然欲求に対しての人間コントロールへの挑戦ノンフィクション。著者クリーマンさんが記者となって最新情報を聞きまくる。アンドロイドは突き詰めると性の処理役になってしまうのか?それともパートナーの代役となりうるのか?動物性タンパク質は他で代用できるのか?同性愛カップルに自分の遺伝子の子供は持てる?そもそも人工子宮は実現可能?2023/02/08

くさてる

24
副題の通りに、本来は生きた人間だけが持つ営みを人工的なもので代用するテクノロジーについて取材したジャーナリストによるノンフィクション。とりあえず、こういうセンシティブな問題に関しては、取材する側は中立あるいは偏見抜きの健全な好奇心を持ってほしいと思うのだけど、この著者ははそうでなく……。最初のセックスドールの章で、「ああ、このひとはこういうものを必要としている人間のことを根本的に不健全で歪んだものだと認識してるんだ」と思ってしまって、無理、となりました。他の章も同様な感想です。2023/03/07

香菜子(かなこ・Kanako)

23
セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を“征服"できるか。ジェニー・クリーマン先生の著書。セックスロボットと人造肉ができてテクノロジーが性、食、生、死を“征服"できたとしたら、人間社会は大きく変わっていく。セックスロボットと人造肉ができてテクノロジーが性、食、生、死を“征服"できたとしたら、人間は人間でなくなってしまうのかも。セックスロボットと人造肉ができてテクノロジーが性、食、生、死を“征服"できたとしたら、人間の存在価値はなくなってしまうのかも。2022/10/08

ロア

22
「もし、一切の妥協がいらない理想のパートナーが手に入り、動物を殺さなくても肉が食べられ、妊娠しなくても子供を持て、苦しみのない死が得られるとしたら、人間はいったいどうなるのだろうか」テクノロジーの進歩を簡単に礼賛せず、敢えて強力に猛烈に疑ってかかり、決しておもねらない姿勢は好感度大!これこそ真のジャーナリズムってもんじゃないですか?!原書自体がもともと良いのか翻訳が良いのかその両方なのか、めちゃくちゃ読みやすくて面白かったです(*´ω`*)2023/03/08

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