内容説明
将来」から「今」へバランスをシフトすれば
教育はかならず変わる!
タイトルにもあるように、みんなが「今」幸せになる学校づくりが本書のテーマです。みんなとは、子供たちはもちろんのこと、保護者、教職員、教育委員会職 員、地域の方々など、教育に携わるすべての人を含みます。これまでの熊本市での実践と、これからの日本の学校のあるべき姿について、皆様とともに考える機会になれば幸いです。
(「はじめに」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiace9000
98
先日、著者の講義をオンラインで受ける機会に恵まれた。本書とも重なる部分があり、終盤の「子供包括支援センター」構想は、今後ますます現実味を持つ学校の未来像にも感じた。そこで本書を手に。それまでは、遠藤氏といえばさぞ"立板に水"的・超切れ者凄腕行政マンをイメージしていたが、実際は穏やかな口ぶりと、訥々と…迄ではないものの実に丁寧で誠実なる言葉を紡がれる方だった。本書を読み、再度納得。昨今、某新聞社からは教育現場疲弊の実態告発に終始する新書も出ているが、「だからこそ!」を語る力ある言葉こそ、今、求められている。2024/06/10
hiro
21
熊本市教育長の遠藤氏著書。私が日々働きながら感じていること、今の学校の問題点やこれからの学校の在り方など説得力満載で書かれており、読後はスッキリ。教育の目的とは?教えることは手段であって、育て、育むことが目的。しかし、今はICTなどの進歩により、教える以外の手段が多様化している。学校は変わらなきゃ。是非、熊本市の取り組みを全国にも広げてもらいたい。2024/05/06
Mituya Hasegawa
3
こんな教育長が全国各地にいてくれたら、日本の教育もどんどん良くなるでしょう。📖 2022/05/12
jujunjunp
1
学校の仕事を増やすが個人の仕事は減らす。理想だと思うが現実が厳しいのが悲しいね。2024/06/02
Tsuneyuki Hiroi
1
「知・徳・体」から「ウェルビーイング」「エージェンシー」へ。なぜそうなのかはこの本に書いてある。今が幸せに過ごせるよう、学校は仕組まれていかなければならないとは、全くその通り。今の熊本市の教育が、勇み足はあるものの、先端を行くように見えるのも、しっかりと考え方を作っているからに他ならない。他の自治体も見習うべきである。2022/09/08
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