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内容説明
経験を積めば、同じ仕事を早くできるようになります。しかし、毎日その仕事を繰り返しているだけでは、「できる職員」にはなりません。技能を身につけることと、心構えが必要です。
仕事を続けていくと、難しい仕事にも出会います。良い成果を出すためには、正しい判断をしなければなりません。そのために、知識と考える力を養いましょう。解決案ができたら、上司や関係者に説明しなければなりません。考えたことを他人に伝えることは、意外と難しいのです。
さて、できる公務員になるためには、仕事ができるだけではダメです。「あの人は仕事はできるけど、人間としてはなあ」と言われるようでは、良い公務員ではありません。良き社会人であり、良き家庭人であり、良き地域住民でなければなりません。
(「はじめに」より一部を引用。)
【本書内容より】
● 仕事には「能率」と「質」がある。
● 職場の技能を磨くのは「仕事術=ハウツー」と「自己啓発=心構え」。
● 考える力、判断力、決断力は日々の仕事を通じて養われる。
● 住民に「あなたの税金でこの仕事をしています」と説明できるかどうかが判断の分かれ目。
● 「できる職員」は引き継ぎ書を見れば分かる。
● あなたが苦労したことはノートなどに書き込んでおき、半年に1度くらい整理する。
● 3大無駄は、①会議、②資料作り、③パソコン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じん
6
中堅職員室向け。誰もが体感したことのある内容です。しかし、「それを普遍化して文章にするのは意外に難しい」(p112)。※できる職員とは、仕事に熟達し、難しい案件にも良い判断ができる職員p207、後輩を見て「こいつは何も分かってないなあ」と思ったら、自分が進歩した。優越感にひたらず、優しく教える。すると、あなたの評判が上がりますよ。p34、よい判断を支える基礎は、知識、経験、情報量p84、講師が務まれば本当の第一人者p100、新聞で社会を知るp101、結婚、子育ての経験は仕事に役立つp177※2019/10/12
まる@珈琲読書
4
★★☆☆☆ 再読。3年間に読んでいた。同じ感想です。2021/03/07
まる@珈琲読書
4
★★☆☆☆ ■公務員の仕事術。著者は東大卒で自治省に入省、復興庁の事務次官、内閣官房参与を歴任。経験を踏まえ基本的な作業から心構え、考え方まで書いた若手向けの本。文章から真面目さが伝わってくる。■著者の年代もあるのかもしれないが、30年ぐらい前の本を読んでいるように感じる部分も。一方、この業界は個人主義、ボトムアップの風潮が強いようで、個人の主体的な勉強、提案力が求められることがわかる。 ■三大無駄=会議、資料作り、パソコン。マウスを触っている時は仕事は進んでいない。引継書の重要性。対庁内パワポ禁止。2018/04/29
やま
3
前作とまた違った基本を再確認。2019/03/21
ちょのさん。
3
文章が読みやすいです。どなたが読んでも理解できる、やさしい平易な言葉で書かれていると思います。読み手のことを考えてお書きになられてるのでしょう。とても参考になりました。3月に出る「課長への脱皮編」も予約しました。2019/02/10