右から二番目の夏

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右から二番目の夏

  • 著者名:梅野小吹【著者】/まかろんK【イラスト】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • KADOKAWA(2022/10発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041129821

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内容説明

「あなたがどんなに過去を変えても――私、あなたの帰りを、未来でずっと待ってるから」

幼いころ「ネバーランド」と名付けた秘密基地で仲のいい幼なじみたちと過ごしていた神田桐(かんだきり)。そのさなか、幼馴染の一人だった初恋の相手を事故で失ってしまう。それから8年、心を閉ざし人との関わりを避けていた桐の前に、亡くなった初恋の人の“妹”を名乗る少女、雪音(ゆきね)が現れる。
「姉は、殺されたんです。……あの日、ネバーランドにいた誰かに」
彼女から告げられたのは、姉は事故ではなく誰かに殺されたという衝撃の事実と、さらに「タイムリープ」――時空を超えて過去に戻ることができる方法だった。
桐は初恋の人を失った過去を変えるため、あの日に戻ることを決意する。
8年前から時が止まっていた桐の夏は、雪音と出会い、いま再び動き始める――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オセロ

22
幼いころ、仲の良い友達と秘密基地「ネバーランド」で遊んでいる最中に初恋の相手・鹿江天音を事故で亡くして以来塞ぎ込んでいた神田桐。そんな桐の前に天音の妹を名乗る雪音が現れ、姉の天音は事故ではなく殺されたのかもしれないことと、過去に戻る手段を伝えられ始まる物語。 桐が過去に戻ったことで思い出される記憶、知らなかったと真実と人間関係がどんどん明らかになる展開は驚きの連続で、思わぬ方向に過去と未来が変わることもありつつも、桐の諦めずに皆の幸せを願う気持ちが実を結ぶ結末はグッとくるものがありました。2022/10/09

いなばさくら

12
長編青春ミステリ。1冊前に読んだ青春ミステリはあまり合わなかったのだが、こちらはなかなか面白かった。表紙とタイトルだけだとど真ん中の青春恋愛小説家と思ってしまうけど(そっちの要素もあるけど)、なんとタイムリープものでした。もう少し仄めかすようなタイトルでもいいのにね。右から2番目の…って、分かる人には分かるんでしょうね。現時点では本作のみ発売されてる作家さんかな?次作も読みたくなりますね。2023/05/24

ほたる

12
あの日亡くした彼女のために、少年は不思議な少女と出会いタイムリープする。ボタンの掛け違えをひとつひとつ正して行った時に本当のこの物語の正体が明かされたとき、そういうことだったのかと驚かされた。途中までは完全に読み通りであるが、そこからこの展開へ飛躍させる、こういうことができないと物語としては面白くならないなと思った。大人になろうがネバーランドで過ごした日々は一生忘れられない。キャラとしては天音が一番好きで本当はもっと長く彼女に触れていたかった。面白かった。2022/11/05

4
可愛い女の子が死んで始まる物語は好きではない。たまには男も死んで欲しい。と、こういうタイプの話を読んだ時には毎度思いつつも、しかしタイムリープでその死の結末を変えていく話は王道でしょう。ちょっと嫌味な部分がステレオタイプなのが気がかりではあるものの、まあファンタジーなのでそこはあまり関係ないでしょう。逆にいえばそこくらいしかクドさがないので、こういうタイプの話としてはかなりスマートで読みやすい。すなわち淡々としていて感動は薄い。でも大袈裟じゃないのが今の時代なのかも。悪くない。2023/01/16

色素薄い系

4
面白かったです。天音を死に追いやったのは誰なのかとか妹の存在に疑惑の目が向いたりと段々と明らかになる事実に引き込まれた。みんなが何かしらの後悔を抱いていてそれを解消していく事でキリの周りが賑やかになっていくのが印象的。読後感爽やかな良い青春小説だった。2022/12/02

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