月曜日は水玉の犬

個数:1
紙書籍版価格
¥1,870
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

月曜日は水玉の犬

  • 著者名:恩田陸【著者】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 筑摩書房(2022/09発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480815521

ファイル: /

内容説明

「物語」は、決して尽きない。この世に輝く数多のエンターテインメントを小説家・恩田陸とともに味わい尽くす――。強烈で贅沢な最新エッセイ集。

目次

I.こんな夢をみている
夢日記より
秘密の がり
本好きのための実用料理本
『バルカン超特急』のように
II.ジョン・ファウルズを探して
キング作品映像化のハードルとそれを越えた子供たち 映画『IT』
特捜部Q キジ殺し ユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q キジ殺し』
画期的な発明 エラリー・クイーンについて
「イメージ」のトリック アガサ・クリスティーについて
やっぱり伝説の作家 リチャード・マシスンについて
殺しの時間 若島正『殺しの時間』
ポケミスベスト3
「本格がわかっている男」の『世界を売った男』 陳浩基『世界を売った男』
ジョン・ファウルズを探して ジョン・ファウルズについて
III.胸が締めつけられる
胸が締めつけられる映画

少女だった頃
知的好奇心がめちゃくちゃ刺激される本
日販BOOK HOTELのための一箱
ロアルド・ダールの三冊 ロアルド・ダールについて
紀行文学三冊
「笑い」の三冊
恋をした時に覗く宝石箱
岩波文庫創刊90年記念 私の三冊
国書刊行会の三冊
「幽」2004~2014怪談ベスト3
平成の三冊
IV.足を踏み入れた人々
半歩遅れの読書術(1)
半歩遅れの読書術(2)
半歩遅れの読書術(3)
半歩遅れの読書術(4)
「面白い」ということ 谷崎潤一郎について
「文学」と「日本文学」と「民俗学」
涙香迷宮 竹本健治『涙香迷宮』
「センスがいい」本格ミステリっていうのは 山口雅也『キッド・ピストルズの最低の帰還』
「獺祭欲」を満たす四方田本 四方田犬彦『犬たちの肖像』
花嫁のさけび 泡坂妻夫『花嫁のさけび』
わたしの好きな泡坂作品ベスト3
すべてマジック 泡坂妻夫について
検事の死命 柚月裕子『検事の死命』
理想の「ご常連」 太田和彦『おいしい旅 夏の終わりの佐渡の居酒屋』
虹を待つ彼女 逸木裕『虹を待つ彼女』
友情について 佐藤優『友情について 僕と豊島昭彦君の44年』
喪失と再生をドラマに ポール・アンドラ『黒澤明の羅生門』
幸福な場所 スタジオジブリについて
背筋が凍りつく「怖~い本」
意味を求めて
書店の棚の前で
畏怖と感謝と 赤江瀑について
「研究」することを生業にして 立花隆について
サリンジャーの観覧車 竹内康浩・朴舜起『謎ときサリンジャー』
金閣寺 三島由紀夫『金閣寺』
あとがき
初出一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

224
恩田 陸は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。土曜日、日曜日と続いて第三弾のエッセイ集、タイトルから敢えて月曜日に読みました。但し、エッセイには月曜日も水玉の犬も一切登場しません(笑)次作、「火曜日は○○○○」も読む予定です。 https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480815521/2022/05/23

紅はこべ

118
『フランス軍中尉の女』は珍しく映画から入った作品だった。小説は映画に感動して読んだ。『マゴット』は分かりにくかった。でも恩田さんの好きな作家なら、もう一度読み直してみたい。ファウルズの住んでいたライム・リージスって、オースティンの『説きふせられて』の舞台にもなった土地?行かない方がいいって、意外。風光明媚な土地に思えたのに。2022/12/15

みかん🍊

91
エッセイと小説や映画様々なジャンルの書評が書かれている、恩田作品はほぼコンプリートしているのに多分洋書をあまり読まなくなっているため、残念ながら既読の本は少なく、そのため読みたい本は増える作品でした、さすがにいろいろなジャンルの本を網羅しているのは凄いです、土曜、日曜、月曜ときて次回は火曜なのかな。2022/11/30

aoringo

87
恩田陸さんのエッセイをちゃんと読むのは初めて。とにかくその読書量に圧倒されました。この知的好奇心があって恩田さんの数々の作品は生まれたのだなと、インプットの重要さを改めて感じた。恩田作品を深く理解するためにも、アガサ・クリスティとスティーブン・キングは読破しておかなければ...(*ㅿ*๑)💦2023/03/22

うののささら

83
この世に輝くエンターテーメントを恩田陸さんがどんなふうに語るか楽しみに読んだ。ニュースやワイドショーはマスゴミだが素晴らしい作品はたくさんある。どんな民族の文学も叙事詩から始まる。虚構でなければ書けない真実。手持ちの時間が限りある人間の肉体に閉じ込められた制約の中、永遠を触れたいと思う心に芸術がめばえる。人は見たものに意味を求めてしまう。作家が最初に書いた作品にはその後書くすべての作品が関わってくる。なるほど…エッセイなので気軽に書いて感じが思ったのとはちょっとちがったかな。2022/06/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19386637
  • ご注意事項