新潮新書<br> 山奥ビジネス―一流の田舎を創造する―(新潮新書)

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新潮新書
山奥ビジネス―一流の田舎を創造する―(新潮新書)

  • 著者名:藻谷ゆかり【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 特価 ¥600(本体¥546)
  • 新潮社(2022/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106109713

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内容説明

人口減? 地方消滅? 悲観する必要はない。日本には「山奥」という豊かなフロンティアがある。「なにもない田舎」も、地域資源を再発見し、角度を変えて眺めれば、宝の山に変わるのだ。ハイバリュー・ローインパクト(高付加価値で環境負荷が低い)なビジネスを山奥で営む事例や、明快なコンセプトで若い世代やユニークな事業を呼び込んでいる自治体事例を紹介し、「一流の田舎」を創るストラテジーを提示する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

56
いくつかのモデル(事例)が提示されていて、既知のものもある。その根底にあることを考えたいと思い、手に取った。そこにあるものは何か・・・ここに行き着くのだと思う。そこに気づく人がなかなかいない。何もないから・・・で止まってしまうのだと思う。基本的な視点、ハイバリューローインパクト、SLOC。どこかでやっている箱もの・一時的な流行を追うのではなく、自分自身を考えること、自分の周囲の人を考えることから始める。今、まさに、それを地域(校下)で考え、小さな変化を起こそうと始めている。2023/10/09

tamami

55
全国各地の限界集落や過疎の地域を対象に、地域の方が地元ブランドを立ち上げたり、移住者を中心に町おこしに成功したりした事例をまとめたもの。取り上げられた事例では、企業の業態や対象とする商品・事業にも様々な形があり、成功の秘訣も様々であることが分かる。そこでは、個人や少数のキーパーソンの存在が、鍵になっていることも露わになる。要は、町おこしをしようとする発想と情熱を持った人をどう育て、どう取り込むかということだろうか。なかでも女性の仕事と役割を地域全体で考えていくことが最重要な課題ではないか。母系社会の復権!2022/11/13

なっぱaaua

44
妻の実家の街が出ていたので読んでみた。田舎のビジネスの好例を紹介している。過疎であってもビジネスチャンスはあるという事だ。Uターンの阻害要因は「家父長制・長男教・男女差別」。特に若者が都会に出ていったとしても地元に働ける環境があるのか。あったとして前述の阻害要因は解消されているのかが大事であると説く。若い女性が戻ってこなければ継続性は保たれない。自分もここに登場された方にお会いしたことがあり魅力的であり未来を感じられたのだが、一方普通に暮らしている方は阻害要因は未だ解消されていないところが多い。~続く~2022/10/25

おいしゃん

33
山梨県小菅村や新潟県十日町市など、「山奥」とはいえないエリアもあったが、総じて過疎地とは思えないビジネスが展開されていて面白かった。ただ、その多くは行政の支援などは全く関係なく、あくまで起業家本人の頑張りによるものが多く、そういった人々をいかに我が町に引き込むかということを、自治体はもっと考える必要がありそうだ。2023/02/08

roatsu

20
日本人だからというのもあるが、我が国おちこちの田舎は世界一素晴らしいと感じる場所ばかりと思う。その各地で成功している事業や自治体の例を参照し、今後長期に渡る衰退と縮小必至の我が国で新たな社会・経済の在り様を探る一冊。既に利用している能登マルガーのジェラート(本当に美味い)のような例に加え、本書で初めて知る例など感慨深く読んだ。群言堂など小さく始めて大きく育てるではないが起業の教科書の様な物語と思う。紙幅の関係上、他の成功例や直近で始まったばかりの取組み、そして当然だがその方が多くなる失敗例等本書に載らない2023/01/31

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