ウトピアおうこくのおはなし<br> うでのいいくつや

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ウトピアおうこくのおはなし
うでのいいくつや

  • ISBN:9784577045442

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内容説明

うでのいいくつやが作るくつは、はきやすいとひょうばんでした。でもそのむすこは、自分こそが国で一番のくつしょくにんだと考えていましたが…。新しい名作童話です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どぶねずみ

31
10代の頃に祖母から「お洒落して見た目ばかり気にしていないで、中身を磨け」と忠告されていたことを思い出した。人として見た目だけモテても何も意味がない。本質はつきあってみて、使ってみて、初めてそれに気づく。大人の言うことは聞き流さない。と言いながら、大人同士の会話で聞き流すことはよくあるんだが、価値ある人の見分け方をマスターしなければとまで思った。2025/03/19

たまきら

29
オタマさんがすっかり気に入りました。ううむ、まるで左甚五郎の人情噺のようです。職人の町に住む娘さん、やっぱこういうお話がしみるのかな?「……」をどういう風に読もうか!?と話し合い「てんてんてん…」「し~ん」「むっつり」とか言い合うのも楽しいっす。2018/06/07

きさらぎ

24
イデアの作る靴は華やかで人気があり、父親の作る靴を時代遅れだと思っていた。ある時、国中でいちばん素晴らしい靴を王様に差し出した靴屋を「王様の靴屋」にするという御触れがだされた。イデアはそれまでの注文を断り、ワインのような深い赤皮に金色のライオンが浮かびあがり、宝石がちりばめられた見事な靴を王様に献上し城へ呼ばれる。その頃センベルが作っていたのはイデアが城へ履いていく靴だった。父の作った靴を履き驚き靴を胸に抱えるイデア。真の靴職人を知り、その思いをくんだ王様。相手を思いやる気持ちを忘れずにいよう。2019/05/23

ヒラP@ehon.gohon

19
本当にいい靴は、きらびやかな靴ではなく履く人の事を考えて作られた靴である。 当たり前のことのようで、営利やファッションに流されている靴のなんと多いことでしょう。 息子のイデアは父親のセンベルの靴を履いて、自分の勘違いに気づかされました。 無口で不言実行の父親の背中の大きさを感じさせる絵本です。2019/04/21

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

18
ドラマを見ているかのようでした。ちょっと天狗になっていた靴屋の息子が、父の実直な仕事で目が覚めるという。ここに出てくるウトピア王国は今後も発刊されるそうです。2018/08/02

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