内容説明
薬膳料理で人々を癒す平凡な村娘・麗華。ある日突然、皇帝から呼び寄せられ後宮入りすると、そこに皇帝として現れたのは、かつて村で麗華の料理で元気になった青年・劉伶だった。そして麗華は劉伶の専属の料理係に任命されて・・・!? 戸惑う麗華だったが、得意の料理で後宮を癒していく。しかし、ただの料理係だったはずが、「麗華を皇后として迎え入れたい」と劉伶のさらなる寵愛を受けて――。薬膳料理×後宮シンデレラストーリー。 ※この物語はフィクションです。実在の人物、団体等とは一切関係がありません。本作は二〇一九年十一月に小社・ベリーズ文庫『皇帝の胃袋を掴んだら、寵妃に指名されました~後宮薬膳料理伝~』として刊行されたものに、一部加筆・修正したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢見里龍
4
薬膳料理をつくるのが得意な村娘である麗華が、たまたま村を訪れた皇帝(そのときは素姓は知らなかった)に薬膳料理を振る舞い、気にいられ、皇后として後宮に迎えられる、という話です。寵愛、溺愛度がとても強く、そちらに意識をもっていかれがちですが、薬膳の知識がしっかりと物語に落としこんであり、かつ材料も素朴な物ばかりで家庭でも試せる薬膳なので、読んでいてとても楽しかったです。とはいえ、心優しく、薬膳料理をつくれるだけで国母たる皇后になれるかは不安が残るので、今後の展開が気になります。2023/09/05
たぬきち
4
図書館本。書物で薬膳の知識を得た村娘が後宮で活躍する話。書物で得たなら、それくらいの知識を持つ人間は皇帝の側に誰かいるのでは?まぁ、中華風ファンタジーだから、いないんだな。いま流行りの後宮ものに、また流行りの薬やら料理やら混ぜてみた!っていう。☆22023/08/19
よっしー
2
読んでいて既視感があると思ってたら…再刊だったのね。自分も離宮で皆がわちゃわちゃしてた時が好きかな。後宮入り後は結構ツッコミどころ満載だからなあ(他の人が薬膳料理を知らないとか…)キャラは好感持てるし、結構楽しめたんだけどね。2024/01/14
トラママ
0
まぁまぁかな? 中国の名前は読みにくいな。2024/04/01