集英社クリエイティブ<br> 言葉を手がかりに 見ること、伝えること、考えること

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集英社クリエイティブ
言葉を手がかりに 見ること、伝えること、考えること

  • ISBN:9784420310963

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内容説明

『ザ・空気』3部作で知られる人気劇作家と、「ご飯論法」の考案者でもある国会ウォッチャーが、この国で起きている諸問題を見つめながら、逆戻りしつつある民主主義について考察した対談集。国会での答弁や記者会見などをつぶさに観察し、言葉を手がかりに、問題をわかりやすく「見える化」し、「解きほぐ」し、わたしたちができることについて具体例を挙げて語りあう。書き下ろしコラム全6篇を収録。

目次

はじめに
第一章 日本人にとっての言葉
第二章 「見る」ことが、「見られる」人を変える
第三章 議論にならない政治の言葉
第四章 消されていく記録
第五章 なぜ報道は伝えられないのか
第六章 国会を見ることの意味
第七章 呪いの言葉とハラスメント
第八章 東京オリンピックと新型コロナ
第九章 わたしたちにできること
第十章 メディアをうらむな、メディアをつくれ
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

43
4,5年前から、言葉について改めて考えるようになった。そこからくるのは、危惧の2文字。いろいろなことの劣化が言われて久しいが、その根本にあるのが言葉の劣化だと思う。それは、意図したものなのか、そうではないのかは、まだ判断がつかない。言葉の劣化は、文化・社会の劣化に直結すると思う。この本で、新たな気づきになったのは、語られないことという視点。特に、意図的に語らない・隠すことへの視点をもつことの重要性を考える。できることを少しずつでもという姿勢に共感するし、やっていこうと思う。2022/11/06

Mc6ρ助

16
著者のお二人さんには頭が下がる想いでこれからも出来ることをやっていこう、に異論はないのだけど、オリンピック開催反対の声が過半だったことさえ遠い過去、今年の国葬儀も圧倒的な世論の反対の声があったこともそのうち忘れてしまった未来も簡単に予想できそうで申し訳ないが不安感が半端でない。先に読んだメアリー・C・ブリントン『縛られる日本人』の現政権がやりたそうなことが日本の活力を奪っていってるというヴィジョンも相まって言葉の通じないことに焦燥する。2022/10/29

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