宝島社文庫<br> 倒産続きの彼女

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宝島社文庫
倒産続きの彼女

  • 著者名:新川帆立【著】
  • 価格 ¥750(本体¥682)
  • 宝島社(2022/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784299034397

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内容説明

シリーズ累計100万部突破!
『このミステリーがすごい』大賞受賞作&連ドラ化『元彼の遺言状』続編
彼女が転職するたび、企業は必ず倒産する!?

「まさに新しい書き手の登場と言えるだろう」――篠田節子(作家)

※本書は、2021年刊行の単行本を文庫化したものです。

(あらすじ)
倒産の危機に瀕する老舗のアパレル会社・ゴーラム商会を救うため、
弁護士の美馬玉子は先輩の剣持麗子とともに「会社を倒産に導く女」と噂される経理課の女性の身辺調査を行うことになった。
ブランド品に身を包み、身の丈に合わない生活をしている彼女は、会社の金を横領しているのではないか。
ところが調査を進 めるさなか、ゴーラム商会の「首切り部屋」と呼ばれる小部屋で本物の死体が発見され……。

【著者について】
新川帆立
1991年生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。
東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年に『元彼の遺言状』でデビュー。
他の著書に『剣持麗子のワ ンナイト推理』(以上宝島社)、『競争の番人』(講談社)、『先祖探偵』(角川春樹事務所)などがある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イアン

163
★★★★★☆☆☆☆☆『元彼の遺言状』の続編。弁護士の美馬玉子は、先輩の剣持麗子と共に「会社を倒産させる女」として内部通報された女の身辺調査にあたる。しかしその矢先、ヒアリング先で玉子らが見つけたのは鮮血に塗れた死体だった…。女は不正に手を染めていたのか。連続する刃傷事件の真相とは。ドラマ化作品の続編だが、前作の主人公・麗子が脇役として登場するため全体的な印象はスピンオフのそれに近い。首切り事件の動機にかなり無理がある印象が拭えず、勿体なかった。読み易くはあるので、「けん玉」コンビの更なる活躍に期待したい。2024/01/08

ALATA

151
トラッシュトーク炸裂の剣持麗子様の続編。と期待して手にとったが以外にも今回はわき役でした。主役は婚活至上主義のぶっりっこ弁護士。「転職するたびに会社を倒産させる女」の謎に挑む。ウ~ン、この流れは不夜城~鎮魂歌のパターンだが主人公のキャラがちょっと弱くてちょっと残念でした。でも、玉子ちゃんの成長する姿は微笑ましくて◎★3※倒産弁護士?なんかいろんな仕事があるな。いまの時代、隙間の仕掛け、特殊なお仕事小説が増えている気がする。剣持さんの次回作期待。2023/10/03

ハゲおやじ

120
前作の麗子が、私にはちょっとダメで本作にも出る事を知って躊躇していた。しかし、玉子中心なので読了出来た。と言うか 玉子も私同様に麗子が苦手なところが原因かな。会社の連続倒産に関係している二人、玉子の祖母、弁護士としての職務 そして 影の組織 と色んな話が絡みあって、読み手を飽きさせないのは さすがだね。でも、玉子の壮絶な過去は愕然とした。シマさんの訃報に”妙な爽快感”は、私も過去に感じた事があって びっくり!(不謹慎だけどね)でも、弁護士って大変だなぁ。私には無理だわ(ってなれないけど…。)2023/02/15

ま~くん

101
前作で一斉を風靡?した破天荒な弁護士剣持麗子と性格、容姿が対局の大手法律事務所同僚の美馬玉子。過去に事業失敗を清算するため両親が自殺するという暗い過去を持つ。そんな玉子が会社を倒産させる女に関する調査依頼を受ける。何とその女が過去に所属していた3社が倒産。その度に女の暮らしは派手になっているという。更に調査依頼のあった会社の「首切り部屋」と呼ばれていた部屋から首をかき切られた女性の遺体が発見された。麗子と共に真相究明に奔走する玉子。彼女の背後から迫る恐ろしい執念と悪意。人間はやはり生きててなんぼです。2023/03/12

きむこ

97
新川さん初読み。読みやすい、面白い。弁護士さんが弁護士の作品を書いているからわかりやすい。このくらいのテンポ良さは好きだなぁ。剣持麗子の続編だけれど問題なく楽しめました。小説に出てくる弁護士事務所って貧乏で1人か2人の小さい所が多かったから大きな弁護士事務所は何百人も弁護士がいるってところが1番ビックリ🫢やっぱり元彼の遺言状も読もう!★42023/02/14

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