愛は愛とて何になる

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愛は愛とて何になる

  • ISBN:9784093888806

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内容説明

『赤色エレジー』からの50年を語る。

自らのルーツ、名曲に秘めた思い、ミュージシャンたちとのまじわり、そして「愛」と「旅」について、異能のシンガーソングライターが語り尽くす。
2022年で音楽生活50周年--『赤色エレジー』で一世を風靡したあがた森魚が、『赤色エレジー』誕生秘話、そして物議を醸した作曲者問題、「ヴァージンVS」や「雷蔵」、近年の新機軸まで、多彩な活動とその源泉を語る。
矢野顕子、鈴木慶一、三浦光紀、久保田麻琴、松岡正剛、森達也、緒川たまきなど音楽家・あがた森魚を知る人々へのサイドインタビュー、ディスコグラフィー、年表なども完全掲載。9月22日の50周年ライブ(LINE CUBE SHIBUYA・旧渋谷公会堂)当日に発売となるメモリアルブック。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

20
音楽活動50周年を迎えて、ベスト・アルバム「ボブ・ディランと玄米」CD4枚組を出した特異シンガーソングライター、あがた森魚さんの歴史を辿った本が出ました。40周年記念のベスト盤は持ってますが、それから10年も経ってたのね。歳とると光陰矢の如しです。中学時代のアルバム「日本少年」は、擦り切れる程レコードで聴いて、音が悪くなり、改めて2枚目を購入した、初めてのレコードです。この中には、細野晴臣、ムーンライダーズ、等自分の好きなエッセンスが全て詰まってます。結婚されてて、19歳の娘さんが居たとは初耳。多作過ぎ!2022/10/09

タイコウチ

13
デビュー50周年インタヴューに基づくデビュー50周年の自伝本(2022年刊)。実は先日見たあがたさん(75歳!)の弾き語りライヴで購入。3時間近くに及ぶライヴで水一滴も飲まず(ポール・マッカートニー並み!)、ただし3分の2は語りで、残りが歌(笑)。それでもあがたさんのお話(この本でも語られている北海道での子ども時代、ご両親や小学校の佐藤敬子先生のことなど)は、単なるノスタルジーを超えて、親密さと発想の宇宙的スケールが相まって、唯一無二。本書により稀代の表現者を生み出した時代と社会の背景を知ることができる。2023/12/31

道楽モン

6
労作です。圧倒的な表現者である森魚氏の50年の歩みが凝縮されています。デビューまでの逸話や大ヒット後の過剰なまでのテレビ出演の真意など、特に興味深かった。が、ヴァージンvs、雷蔵、近年の活動、揺らぐことのない一貫したアーティスックな姿勢こそが真骨頂であり、日本に生まれ、時間を共有し、ネイティブな言語で彼の歌を受け取れる我が身の奇跡に感謝です。『雷蔵参上』を聴きながら、この拙文を書いています。すべて名曲ですね。2022/10/19

保山ひャン

4
芦屋の月光百貨店で4月に開催されたTaruho☆Night Vol.04 あがた森魚トーク&ミニライブにて購入。デビューの前から近年のタルホピクニックに至る、語っても語っても語り尽くせないあがたさんの記録と記憶を中心にまとめられている。インタビューされた、いや、話し相手になって下さった今村守之さんの濃密な日々を予想するだに頭のさがる思いがする。三浦光紀、鈴木慶一、松岡正剛、矢野顕子、緒川たまき、森達也、久保田麻琴、各氏によるあがたさん証言も楽しい。音楽に興味のある人ならいろいろと読みどころのある1冊だった2023/05/08

古墳くん

2
あがた森魚「50周年音楽會」を聴きながら読みました。氏の、「なんだこの人は!」感と「すごいこの人は!」感が、折り重なって伝わってきます。いつまでもその歌声を聴いていられたら、冒険と郷愁と「あなた」への言葉を聴いていられたら、と思いながら。2022/10/01

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