ブルーバックス<br> 日本の気候変動5000万年史 四季のある気候はいかにして誕生したのか

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日本の気候変動5000万年史 四季のある気候はいかにして誕生したのか

  • ISBN:9784065293874

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内容説明

日本の気候は、5000万年前の超温暖期から3000万年前の寒冷化、2300万年前のモンスーン開始による梅雨の誕生、エルニーニョ多発の時代、260万年前の氷期など、さまざまな変化を経験してきた。そうしたなかで、日本は列島を形成し、日本特有の温暖湿潤で美しい四季をもつ気候となってきた。5000万年前には大陸の一部だった日本が、大陸から分かれ始めたのは約4000万年前、日本列島が現在の位置になったのは約1500万年前だが、その長い時代の変遷の中で、日本の気候はどのように変化してきたのだろうか? 気候は、日本だけでは語ることはできない。日本の気候の成立には、ヒマラヤ山脈の誕生によるモンスーンの開始や黒潮と対馬海流の成立も大きく関わっている。本書では、地球全体の気候変動、日本列島の地質学的な変化と気候の変化を関連づけて明らかにしていく。

主な内容
第1章  超温暖期とその後の寒冷化 日本列島以前の気候
第2章  モンスーン時代の到来 梅雨の始まり
第3章  日本列島誕生と気候への影響
第4章  地球温暖化アナロジーの時代
第5章  第四紀氷河時代の日本
第6章  日本特有の気候の成立

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

112
梅雨や多雪など四季折々の変化に富み、地域ごとに異なる森林帯が広がる自然を生んだ日本特有の気候は、数千万年に及ぶ地球規模の地殻と気象変動の果てに奇蹟的に成立したものだった。氷河期と温暖期が繰り返され、列島成立に伴う海流の変化やヒマラヤ山脈誕生によるモンスーン発生などの条件が積み重なり、世界でも稀な水と緑に恵まれた4つの島を生んだのだ。この島々に抱かれて独自の気風を育んだ日本人は、いかにして自分たちの文化が生まれたのかを考えねばならない。現在が永遠には続かないことは、日本の大地そのものが証明しているのだから。2022/11/03

やいっち

70
十日ほど前に読了の保坂 直紀著『地球規模の気象学 大気の大循環から理解する新…』(ブルーバックス)に引き続いて気象気候もの。保坂氏本は気象を太陽系も含めた空間的に把握。佐野氏らの共著は、5000万年の長い歴史という時系列で解き明かしている。2024/02/25

はるわか

13
5000万年前超温暖期(大規模噴火による二酸化炭素濃度の増加)。4400万年前大陸から分離し始める日本。4000万年前から寒冷化。石炭層の形成。3390~2303万年前に四季誕生。2400万年前に一時的な温暖化。2300万年前インド亜大陸のユーラシア大陸への衝突。ヒマラヤ山脈とチベット高原により夏季モンスーン開始、東アジアに梅雨。日本海誕生、2つの暖流。1600万年前日本列島熱帯化。1300万年前以降冬季モンスーンの強化により日本海側に多雪。1300万年前以降寒冷化。火山活動により山地形成、日本海側多雪。2024/03/04

はちめ

12
5000万年史といってもまだ日本列島はできていない。その後日本列島になる土地に含まれる植物化石などからある程度の当時の気候を推測できるらしい。とはいっても、数千万年前の気候にあまり興味を持てなかった。一方、4万年前くらいから人類が日本列島に住み始めるわけだが、それ以降の日本の気候変動は極めて興味深い。できれば、日本列島に人類が住み始めて以降の気候変動や自然環境について、写真などもたくさん使って詳しく記述された本が読みたい。例えば、三内丸山遺跡が栄えた頃と同じような自然環境は現代にもあるだろうか?☆☆☆☆★2022/10/28

やいっち

11
昨夕読了した。五日ほどを費やして。十日ほど前に読了の保坂 直紀著『地球規模の気象学 大気の大循環から理解する新…』(ブルーバックス)に引き続いて気象気候もの。保坂氏本は気象を太陽系も含めた空間的に把握。佐野氏らの共著は、5000万年の長い歴史という時系列で解き明かしている。2024/02/25

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