内容説明
具体的なイメージがわきにくい商法分野を,経済や現代社会との関係を踏まえて解説する新しいカタチの入門書。豊富なチャートを駆使して読みやすさを追求し,商法分野の全体像をつかむことができるよう配慮。商法学習の第一歩はこの本から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわ
4
商法分野の入門書。構成としては、会社法、商法総則・商行為法、手形小切手法の3分野についての説明がなされている。個人的に本書の良い点としては、ケースと説明がわかりやすく連動している点と章・項目立てが秀逸というところだと思う。例えば、取締役の説明部分では、項目立てとして、「努力して経営を行うように仕向けるための規律付け」「注意して経営するよう仕向けるための規律付け」という書き方を採用しており、その説明とも相まってかなりわかりやすい。また、個々の説明も類書にはないかみ砕き方で非常に良い。初学者に非常におススメ。2023/01/04