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内容説明
「お人好し」はダメだけど、「悪いヤツ」では勝てない。――このシンプルな法則を歴史的事例から解き明かす。人は悪いヤツにならずに成功できるのか。できない、と考える人は多いだろう。「ナイス・ガイでは勝てない」という名言もある。だが、本当にそうか。悪くならなくては、非道徳的なマキャベリストにならねば成功できないのだろうか。通説とは逆に、善人であること、公正であることがいかに大切かを豊富な事例で解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中玉ケビン砂糖
50
筋立てとしては結句、「人間の醜さを知り尽くす最凶のデマゴーグ使いゲッベルス」対「道楽息子から一転どん底を味わい、覚醒し英傑になるルーズベルト」という重点ではあるが、「三段階の通過儀礼」を通して二人のキャリアを対比し、彼らを分かつものがまさに「公正性」であるというのがキモ。その前段では古今のケースでできるだけ卑近なものから、大事業を制するにはどうすべきかまで様々な職業・状況が挙げられている。現金な人がいれば無私無欲な人もいるものの、例えばどんなにいなすのが面倒でイヤなウルサ型上司or部下がいたとしても、2023/01/15
あきぶ
1
何だったんだろう? ほとんど斜め読みで読み飛ばしたせいか、何が公正なのかわからなかった!2023/02/05
kentake
0
前半は、様々な分野で成功した/しなかった人物の人物伝から、成功するための秘訣が、公正を貫く点、即ち人の話をよく聴き、他者を尊重し信頼する点にある点が示されている。 状況により評価が180度異なるウィリアム・バウアーの事例には考えさせられる。またインパールで英軍を勝利に導いたアーシュラ・グラハム・バウアーという女性諜報員の事例も興味深い。 後半は、ヨーゼフ・ゲッペルスとフランクリン・ルーズベルトを対比した記述が続く。共に身体的ハンディを克服しリーダーとなるが、両者を別つ最大の違いは公正さの有無にあるという。2022/12/21