クレプトクラシー 資金洗浄の巨大な闇:世界最大のマネーロンダリング天国アメリカ

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クレプトクラシー 資金洗浄の巨大な闇:世界最大のマネーロンダリング天国アメリカ

  • 著者名:ケイシー・ミシェル【著】/秋山勝【訳】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 草思社(2022/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 840pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794225986

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内容説明

いま世界には「汚れた金」にまみれたクレプトクラット(泥棒政治家)たちがはびこっている。
それは自国の国庫や国民から盗んだ金であり、税収の収奪や賄賂などで得た違法の金である。
彼らはその金を「洗浄」して合法的な資産に変えようとするが、
その最強の受け入れ拠点はなんとアメリカだった。その額は毎年数十億ドル。
アメリカはなぜ、いかにして世界最大のマネーロンダリング天国となったか。
その仕組みが構築されてきた過程を詳細に分析し、
現代世界の奥底を流れるものの巨大な闇を暴く衝撃の書!

クレプトクラシー(kleptocracy)
官僚や政治家などの支配階級が、国民や国家の資金を横領して私腹を肥やし
権力を高める腐敗した政治体制のこと。泥棒政治、収奪政治とも。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

94
国民から盗んだ金で私腹を肥やす各国の泥棒政治家や悪徳実業家が、その資金を合法的な財産に洗浄しているのはどこか。聞いたこともない小国ではなく、アメリカこそ黒い金をロンダリングする最大の拠点だった。政府による厳格な規制がなく、各州は匿名のペーパーカンパニーから税収さえ入れば見て見ぬふりをし、購入できる資産はいくらでもあるのだ。トランプはそんな外国人にトランプタワーの入居権を売り、大統領になると腐敗防止活動を破壊しようとした。プーチンや金正恩の資産もアメリカで増え続けているのなら、反吐が出そうなグロテスクさだ。2023/03/07

香菜子(かなこ・Kanako)

17
クレプトクラシー 資金洗浄の巨大な闇: 世界最大のマネーロンダリング天国アメリカ。ケイシー・ミシェル先生の著書。自国の国庫や国民からお金を盗むなんて許せないこと。自国の国庫や国民からのお金は正しく使わないといけないのは当たり前のこと。不正なんてとんでもない。盗んだお金で私腹をこやすなんて言語道断。税収の収奪や賄賂などで得た違法のお金を私利私欲で悪用する人は無責任で厚顔無恥。きちんと処罰されてほしい。2022/10/29

とりもり

2
クレプトクラシー=泥棒政治。独裁政権や汚職によって不法に国富を収奪する行為。そしてその資金を洗浄(マネー・ローンダリング)する最大の手段を提供してきたのが、アンチマネロンの旗振り役とも言えるアメリカだったとは…。確かに、ペーパーカンパニーで匿名性を確保できる仕組みなどを主導してきたのは事実だが、何と言ってもオリガルヒなどに不動産による膨大なマネロンの機会を与えて自らも荒稼ぎをしてきた人物が大統領になっていたというのは笑えない。貧困や強権的な政権をなくすためにも、クレプトクラシーの撲滅を。★★★★☆2023/01/15

Ryosukem90

1
NYのアメリカ人ジャーナリストが、匿名のペーパーカンパニーやLLC、金の出所を気にしない銀行家や弁護士、不動産業者によって米国で行われてきた国際的なマネーロンダリングの実態をまとめた本。お金の出所をどの程度気をつけなければならないのか。どこからが「汚い」お金の稼ぎ方になるのか。能力や努力、発想ではなく、「資産を持つ」ことをどう評価し、向き合うべきなのか。資産が政治や社会、個人の機会に悪影響を与えるなら、それをどのように小さくするか。人間の欲望の何を正当化し、何をしないのか。多くのことを考えさせられた。2023/04/29

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