構造化思考トレーニング コンサルタントが必ず身につける定番スキル

著者名：中島将貴【著】

日経BP（2022/09発売）

• ISBN：9784296001194

内容説明

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・構造化思考とは……
まず、仕事や問題解決のゴールを明確に定めて、
それを解き明かすための論理構造を明らかにするアプローチです。
本書では、解き方を整理するための図解方法を、ビジュアルにご紹介します。

・こんな症状に効果があります
－言われた通りにやったはずなのに、上司や顧客のＯＫが出ない
－やたらと仕事の手戻りが発生して、時間ばかり過ぎていく
－会議でグダグダな議論が続いて、みんなうんざりしている

・現場で使われている実践ノウハウ
著者自身がＭＢＡで学んだ手法を、コンサルティングの現場で磨き上げ
後輩たちにも教えているものです。本書に掲載した実践問題を解きながら、
使えるスキルを体得してください

目次

プロローグ　職場でよく見る「残念な現場」の実態

１章　キークエスチョンにたどりつかなければ、すべてはムダ
－場当たり的アプローチの恐怖
－なぜコンサルタントは、最初に論点について学ぶのか
－キークエスチョンとは何か
－まずは構造化してみよう
－あらゆる場面で構造化思考は活用できる

２章　構造化思考のアプローチ ３つのステップ
－構造化思考の“トライアングル”
－ステップ１：論点を分解する
－ステップ２：解き方を整理する
－ステップ３：解を整える

３章 やってみよう！ 構造化思考 実践編
－実践問題１：ある商材を海外展開する
－実践問題２：類似商材を売るべきか？
－実践問題３：その商品は「収益の柱」になるか？
－実践問題４：レストランの夜間営業を継続すべきか？
－実践問題５：プロモーション戦略を考える

エピローグ　構造化は、プロにしかできない技ではない

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Taizo]

ロジカルシンキング系の本は数あれど現状初学者が学ぶのに最適な本じゃないかと思ってる。たとえば「ロジカルシンキング」と「考える技術書く技術」の２大巨頭が存在するが、それらの名著と比べかなり分かりやすくすっきりした構成になっている。例えばロジックツリーとイシューツリーの違いは今まで見た説明で一番わかりやすい。ドリルもあるので手を動かしながら身体で理解することもできる。この本を読んだ後に「ロジカルシンキング」に進むのがいいんじゃないでしょうか。

2023/04/23

[Qucchi]

他の論理的思考の本よりも実践的な一冊。本で良かった点は２つ。①論理的構造とはキークエスチョンに答えるために、キークエスチョンをさらに細かい問いに因数分解したもの。（キークエスチョンに答えること=ゴール） ②良いアウトプットは構造が論理的なだけでなく、アウトプットを受け取った相手が行動を起こせること、行動できる水準を満たしていることが大事（キークエスチョンにも含まれる）なので、受け取り手が納得して行動できるには？という問いにも答える必要がある。

2023/07/16

[ききき]

課題から何を溶きたいのかを考え論点を細分化する構造化思考の論法については初めの50ページほどで書かれているだけで、後はコンサル的なプレゼンのノウハウと例題を解くことで実際にどういう思考していくのかを体験する内容だった。実際に例題を解くことで、論点出しなんて言葉の言い換えでしょ？くらい思っていたが、解が1つとなるような齟齬のない論点を作り出す文章化の能力が誰がみても説得力を感じられる論点分解なのだと気づけたのは学びだった

2024/03/28

[てつ]

勉強になったけど、期待してたのとちょっと違った。 複雑な事象を図とかにして、見える化する、みたいなのを期待してたんだけど、そういう本じゃなかった。 でも、勉強にはなった。

2023/06/01

[すあま]

構造化思考と言いつつ、中身は論点設定からタスクに落とし込むというよくあるコンサル本と同じ。これを読むなら 、『論点思考』や『イシューよりはじめよ』を読むべき。それと、後半は演習問題となっており、頭のトレーニングとしては良いが、総じてコンサルの面接レベルで止まっている。ソリューションとして「上司や同僚とディスカッション」が頻発している点も気になった。

2023/05/28