ああ面白かったと言って死にたい 98歳 愛子の箴言集

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ああ面白かったと言って死にたい 98歳 愛子の箴言集

  • 著者名:佐藤愛子【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • コスミック出版(2022/09発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784774792705

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内容説明

私の人生は失敗の連続だったが、とにもかくにもその都度、全力を出して失敗してきた。失敗も全力を出せば満足に変わるのである。
今はただひとつ、せめて最期の時は肉体的に七転八倒せずに息絶えたいということだけを願っている。

愛子センセイ、もうすぐ99歳
人生が終着駅をめざして速度を落としていく……

老いとは? 死とは? 幸福とは?
波瀾万丈の人生から紡ぎ出された感動のラストメッセージ

佐藤愛子(さとう あいこ)
1923年(大正12年)、大阪に生まれる。甲南高等女学校卒。小説家・佐藤紅緑を父に、詩人・サトウハチローを兄に持つ。
1950年(昭和25年)、「文藝首都」同人となり本格的に創作活動を始める。1960年(昭和35年)、「文學界」に掲載された「冬館」で文壇に認められ、1969年(昭和44年)、『戦いすんで日が暮れて』で第61回直木賞を、1979年(昭和54年)、『幸福の絵』で女流文学賞を受賞。
2000年(平成12年)、佐藤家の人々の凄絶な生きかたを、ありありと描いた『血脈』で第48回菊池寛賞を、2015年(平成27年)、『晩鐘』で紫式部文学賞を受賞。2017年(平成29年)、旭日小綬章を受章。
ユーモア溢れる世相風刺と、人生の哀歓を描く小説およびエッセイは多くの読者の心をつかむ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のんぴ

36
快楽を追求し、不快を避けるだけの人生のどこに面白みがあるのか、と佐藤愛子先生はおっしゃる。自分に嘘はつかず喧嘩上等。相手を慮って思ってもいないことは言わない。損をいとわず信じた相手にうらぎられても、疑うことより愛することを大事にする。どんな困難、災難も受け止めて乗り越える強さ。大正生まれのこの作家は情熱的で破天荒。人間観察に鋭く、ものごとの裏表を見抜き、悲惨なことの中にユーモアを見出すことを忘れない。非凡な才能。身近にいたらちょっと苦手かも。2022/12/17

あいゆり

0
歯に衣着せぬ物の言い方は、特には人を傷つけるという人もいるかもしれないが、あらゆる方面に気を配り、同調が求められる世の中にいて、彼女の意見や言葉は小気味良く、かくありたいと思わせる、そんな一言ひと言が胸に刺さる。2023/09/10

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