色仕掛 闇の絵草紙

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色仕掛 闇の絵草紙

  • 著者名:多岐川恭【著】
  • 価格 ¥495(本体¥450)
  • アドレナライズ(2022/09発売)
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内容説明

表向きは平凡な草紙屋、その実、謀事に抜かりなく、剣の腕も確かな悪党・巽屋孫兵衛。彼が率いるのは、墓守の卯平、女髪結いのお徳、遊女のお新、元浪人の妻・お京といった、ひと癖もふた癖もある面々。色と欲にボケた亡者どもを、あの手この手で引っ掛け、騙し、有り金残らず巻き上げる……。江戸は深川界隅を舞台に繰り広げられる痛快なダーティー・トリック・ストーリー10編。連作短篇時代小説「色仕掛」シリーズ、第1弾。

第一話 あぶな絵の女
第二話 筋書は狂った
第三話 心中者比べ
第四話 カモが来た
第五話 絵絹は玉の肌
第六話 女按摩お京
第七話 塩から仁兵衛
第八話 蜜の滴り
第九話 若衆人形は雪の肌
第十話 責め絵草紙

●多岐川恭(たきがわ・きょう)
1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。