内容説明
かつて将来を約束しあった、幼馴染の千歳と拓海。北海道の離島で暮らしていた二人だけれど、甲子園を目指す拓海は、本州の高校に進学してしまう。幼い頃の約束を胸に秘めつつ、素直に気持ちを伝えられないまま、千歳は拓海を待ち続けていた。やがて三年が過ぎ、ようやく帰島した拓海。その隣には、「彼女」だという少女・華の姿があった。さらに華は、重い病にかかっているようで……忘れたいのに、忘れられない。傷つくとわかっていても、この恋を諦められない――すれ違う二人の、青くて不器用な純愛ストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
46
『主役になれないすべての人に贈る、切ない青春恋愛物語』 かつて将来を約束しあった、幼馴染の千歳と拓海。北海道の離島で暮らしていた二人だけれど、甲子園を目指す拓海は、本州の高校に進学してしまう。幼い頃の約束を胸に秘めつつ、素直に気持ちを伝えられないまま、千歳は拓海を待ち続けていた。やがて三年が過ぎ、しかし甲子園出場の夢を叶えて島に帰ってきた拓海の隣には、「彼女」だという少女・華の姿があった。さらに華は、重い病にかかっていた。忘れたいのに、忘れられない。嫌いになれない――すれ違う二人の、青くて切ない2022/12/24
なみ
12
将来を約束した幼馴染の野球少年が、重い病気を患った恋人を連れて帰ってきた。 千歳の苦しみが、拓海の不器用すぎる優しさが、2人の後悔と葛藤が胸に響いて、青春をたっぷり感じられます。 先が気になって、どんどん読み進めてしまいました。 面白かった!2022/08/31
サクライロ
10
「終わらせる方法。これ以上傷つかないために、気持ちに整理をつける。それを理解していても、いざ踏み出せないのは勇気がないからだ」2022/09/19
めぐ
8
将来を誓い合った両思いのはずの幼馴染が地元を出たら病弱美少女に略奪されてしまった僻地の女子の視点で眺める余命モノ青春恋愛小説。ありそうでなかった設定がベタじゃないのはいいが、終始すれ違いでモヤモヤする、結局は全員が可哀想、といった具合で、読んでいてときめきや爽快感が足らず、ありがちな展開というのはやはり需要があってそうなっているのだなぁと再確認出来るところに面白さがあった2025/03/16
よみよみしなもん
3
ありがちな恋愛小説要素にプラスして "死"の要素が盛り込まれてる!おもしろいよ2022/10/22
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