内容説明
幻の名著、復刊!高い免疫力を持ち続けるために、今こそ知りたいインターフェロンの効用!――医学常識はウソだらけ。いま、一番必要なのは「正しい知識」――
私に言わせれば、このレベルの書物が読みこなせないようでは、健康についても、病気についても、わからないまま降参することになるのである。
私としては、健康について、ガンをも含む多くの病気について、素人は素人なりの方法を持つことができる、という点を強調したい。日常の栄養生活を全く無原則で過ごしておいて、いったん病気になれば、医師の前でマナイタの鯉に変身、という図式は、私のとるところではないのである。(「あとがき」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bittersweet symphony
1
元は1978年の出版、当時のトレンドだったインターフェロンを前面に打ち出したタイトルでしたが、中身的にはいつものメガビタミン・アミノ酸スコアをベースにした分子栄養学が大半。三石著作に共通ですが然るべき人が今の知見で補足を加えていく必要が本当はありますね。2022/10/13
道楽モン
1
三石「分子栄養学」の一般向け書籍。いわゆる健康本に比べてハードル高いです。免疫・遺伝子・生化学の基礎知識が若干必要(とはいえ雑誌『ニュートン』や新書レベルでオッケー)ですが、読み始めたら止まらない。実証データと分子レベルの生命機能オンパレードのスリリングな展開に圧倒されます。出版が1978年なので古くはあれど、基礎的な考え方は少しも古びず。ビタミンおよびタンパク質の重要性が、これでもかと述べられます。 三石先生は物理の専門家ですが、分子栄養学の始祖として、独特の健康法を提唱。志を継ぐ医師、読者未だ多数!2022/09/21