内容説明
冷酷な権力者でありつつどこか天然な性格で御家人たちから慕われたカリスマ・源頼朝、実は野心満々&超自己中だった悲劇のヒーロー・源義経、意外に優しい一面もあった独裁者・平清盛、その実像は“ビビり”のヒールキャラ・北条義時をはじめとする鎌倉殿の十三人の面々たち……武家社会という新たな時代を切り開いた“もののふ”たちの激動の人生を、『吾妻鏡』『玉葉』『愚管抄』といった基本史料や『平家物語』『源平盛衰記』などの軍記物をもとに、立体的に描く! ドラマ以上にドラマチック、熱く濃いハチャメチャエピソード満載の鎌倉武士血風録。
目次
第一章 頼朝ファミリーの皆さん
トンチキプラス(1) 頼朝ブラザーズ&チルドレン
第二章 ライバル源氏の皆さん
トンチキプラス(2) 源・足利・徳川! 将軍はみんな親戚
第三章 鎌倉殿の十三人と政子さん
トンチキプラス(3) 御家人エトセトラ
第四章 平家ファミリーの皆さん
トンチキプラス(4) 黒幕? ラスボス? 鎌倉武士たちの上皇様
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たいぱぱ
59
頼頼義義ばっかりで覚えられないんだよ!源氏でも平氏でも住んでる場所によって苗字が変わるから分かりにくい。阿野全成って頼朝の兄弟だったんだ💦高橋克彦さんの『炎立つ』を読んで以来、源氏が嫌いです。好きなのは義経としずかちゃんくらい。簡単に面白く源氏(たまに平氏)の皆様を紹介していますが、義も頼もなくクソ野郎感は否めません。今村翔吾さんの『茜歌』を読んでる最中なので、ネタバレしそうな人物は斜め読み。じゃあ読むなよ俺…。清和源氏、桓武平氏と天皇をルーツに持つ両家がなんで穢れた武士になっていったんだろ?気になる。2023/06/28
きみたけ
58
著者は「れきしクン」こと長谷川ヨシテル氏。同氏の著書は「ポンコツ武将列伝」「ヘンテコ城めぐり」などすでに5冊読了で、今回は大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」を念頭に踏まえて書かれた最新本です。折角なので「鎌倉殿の十三人」のキャストと照らし合わせながら読んでみたところ、各々のエピソードとキャラクターが相まってとても面白かったです。北条義時、北条政子、源頼朝あたりの有名処は置いといて、比企能員役の佐藤二朗、梶原景時役の中村獅童、和田義盛役の横田栄司、上総広常役の佐藤浩市など良い配役だったと改めて思いました。2023/05/26
スプリント
15
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にハマっているので 演じている役者さんで脳内再生されます。2022/10/22
奈良 楓
12
【良かった】「鎌倉殿の13人」の時に買ってから積読になっていた本。著者が「吾妻鏡」などの古典に通じているためとてもしっかりした本と感じました。三浦義村が載っていないのが個人的に不満。2024/03/09
ひょるひょる
6
わかりやすくて面白かった。武田家の発祥が茨城県とは驚き。2023/02/26
-
- 電子書籍
- お兄ちゃんたちに気をつけて!【タテヨミ…
-
- 電子書籍
- 泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部 文春文庫