内容説明
話題作が待望の文庫化!
ノンフィクション界の〝革命児〟が挑む児童福祉の現場の光りと影! !
単行本時から反響の声が続々!
「虐待や貧困だけでなく、子どもたちの未来のためにも大人が関心をもって見守ることが必要だと感じました」
「私自身、児童福祉の現場の人間ですが、現場の人間が1番伝えてほしいことを丁寧に取材されている」etc
児童相談所に寄せられる虐待相談件数、年間20万件(令和2年時点)
国内のシングルマザーの数、123万人(平成30年時点)
ひとり親家庭の2組に1組、子どもの6人に1人が貧困。
小中学校を長期欠席している生徒、約29万人(令和2年時点)
通常学級の生徒の15人に1人が発達障害。
この現状を見過ごせますか――?
女子少年院、児童養護施設、赤ちゃんポスト、子供ホスピタル、子供食堂、発達障害、フリースクール…
レールを外された子どもはどのような世界を生きているのか―!
「1人でも多くの人たちが、当事者として子どもたちに関わっていくことが必要不可欠だ。それができた時、日本は誰にとっても希望がもてる国になるに違いない」(著者)
巻末には著者による最新の情報も取り入れた考察を加筆!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちえ
43
特別養子縁組、児童養護施設、フリースクール、障害児入所施設、少年院、子ども食堂、子供ホスピス、赤ちゃんポスト…。今の社会の中の児童福祉の現場、関わる大人たちの声。これほど様々な施設や現場があること、リアルな現状に言葉がなかった。この本は4年前に出た単行本の文庫化。後書きでコロナ下で子供たちの居場所が無くなったことや、逆にオンラインが進んだことで広がった活動もあると書かれている。<…子供たちを守ろうと懸命に駆けずり回る人たちの姿があるからこそ日本社会が保たれている。こうした活動に一人一人が何からの形で↓続く2022/12/10
Y.N
1
さまざまな福祉施設を利用する子どものルポルタージュ。共通しているのは家庭環境、愛着、発達課題。2024/04/17
jake
1
2.52023/04/16