信じようと信じまいと

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信じようと信じまいと

  • ISBN:9784309208572

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内容説明

世界を訪ね歩いて信じがたい奇妙なエピソードを収集し、軽妙な文章とユニークな挿絵で発表する。かつて世界8000万の読者から愛された奇書が再び現世に甦る。『世界奇談集』改題復刊。

※本書は、『世界奇談集』(河出文庫)を単行本化したものです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

R

31
古い本だと思うのだが、トンデモ本と見せかけて、ちゃんと裏取り検証をした本当の話を扱った人気コラムの記事を集めたものだった。今でこそインターネットで、うさんくさい話を見聞きしてしまうが、新聞上で嘘みたいな本当の話が披露されるという娯楽は、非常に貴重だったのだろうと本で読んでこそ改めて感じた。日本からはクシャおじさんとか、懐かしい話がピックアップされていてほのぼのしたのだが、雑学めいた内容がとりとめもなく続くが、基本的に本当の話だというのが貴重で大切なことだと思う。2023/08/31

内藤喜八

29
 他人から聞く話は、そんなもんだ。いかに真実であろうと、聴く側が信じないと、事実ではない。どっちでもいいんだ。例えば宇宙人がいるって言っても、ああやこうや言って御仕舞い。実際、宇宙人が攻めてきたら、「やっぱりいたのか。」で御仕舞い。面白いと言えば面白い、真実か事実か知らないけど、どっちでもいい話だ。いろいろな人が話を面白くして愉しんでいる。テレビの言っていることなんて、あっそうかで終わることばかり。新聞だって、なんだって。人生、単なる暇つぶし。どっちでもいいんだ。しかし、世界中、それでも殺し合いしている。2022/12/13

くさてる

27
原著を読んでるはずもないのに、なんとも懐かしい雰囲気のする、嘘かほんとか分からない雑学やびっくり知識本。昭和の好奇心いっぱいの子どもだった記憶がある方ならば、ここに挙げられているエピソードのどれかに覚えはあるのでは。リプレー氏本人によるイラストがまたいい味を出してます。おすすめ。2022/11/19

kei-zu

23
子どものころ、雑誌でページを開いた両脇にある豆知識の類が大好きだった。 原書は、グーグルもネットニュースもなかった頃の刊行。著者自身によるイラストを添え、「信じようと信じまいと(Believe It or Not)」と香具師の呼び込みのようなタイトルで、世界の奇妙な話しを紹介する。ザラ紙のような造本も読者をわくわくさせる。2023/09/28

ROOM 237

14
何でも知ってるし、水木しげる先生と両思いだし、とにかく世界滅亡するまで生きてほしい荒俣宏先生の「運命の本」から抜粋したイラスト付き奇譚集。インド人もビックリってあるじゃないですか、10年間立ったままのおじいとか。そういう類の眉唾な奇人とかすげえタイミングだなおい…って事故がちまちま載ってる本です。インド人は己を痛めつけた人が優勝って概念が強めで心配。日本のクシャおじさんが載っていたのですが、わたしの知ってる日テレの世界ビックリ大賞に出ていた成田さんではない方が載っていました、森本さんて誰…。2023/05/20

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