徳間文庫<br> アイ・アム まきもと

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徳間文庫
アイ・アム まきもと

  • ISBN:9784198947675

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内容説明

小さな市役所の市民福祉局に勤める牧本壮(48)。全く空気が読めない、全然人の話を聞かない、なかなか心を開かない。そんなコミュニケーション下手の彼に与えられた仕事は、身寄りがなく独りで亡くなった方を無縁墓地に埋葬する「おみおくり係」。そこで導かれた「まきもと」のちょっと迷惑なおみおくりのルール3カ条とは、 ①葬儀は絶対にやる (たとえ遺族が求めてなくても) ②参列者をなんとしてでも探しだす (たとえ身寄りが無いと警察に言われても) ③納骨はギリギリまでしない (たとえ置き場所がなくても)ある日、牧本は身寄りがなく亡くなった老人・蕪木の部屋を訪れ、蕪木の娘と思しき少女の写真を見つける。新任の局長が「おみおくり係」の廃止を決め、蕪木の一件が“最後の仕事”となる牧本は、娘を探し出し、また葬儀に一人でも多くの参列者を呼ぼうと奔走する。果たして、牧本の最後の「おみおくり」は無事行うことができるのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽけっとももんが

8
映画のノベライズだったのか。牧本は融通が効かない、空気が読めない、なかなか扱いにくくとも愛すべき主人公、なのだろうけれどもどうも彼と親しくなれたような気がしない。彼がなぜ、自腹を切ってまで葬儀にこだわるのか、そういうところがさっぱり伝わらない。映画を見ればもっと違うのか。奇跡をまき起こすのがラストのこれか。もうなにがなんだか。2022/12/25

フロッグ

8
映画観たくなった。というか、思いがけずラストで涙腺が崩壊するところだった…。2022/09/25

雪ん子

1
なんと、そういう終わりだったか…。2022/09/21

non

0
 23-161:表紙違い。阿部サダヲさんで印象的な。何でそこまで、何故だかこうなると思った。あれだけ尽くして実質一人。人生も物事も分からない。担当部署(係)もなくなるし意趣返し?もしてよかったのか、でも兆しもあったのに2023/08/24

りんき

0
★3.9 身寄りがなく亡くなった人の葬儀をし埋葬する市役所の『おみおくり係』牧本壮のお話。 映画観た後に読んだのですが、映画ではあまり描かれていなかった、牧本の過去や登場人物たちの心模様が描かれていて腑に落ちなかった部分の解消もされて良かったです。 牧本の夢女としては過去や心の声が知れて嬉しい反面、始まらなかったとはいえトウコとお互い良い感じだった事を突きつけられて泣いちゃったけど、自分がトウコだと思ってもう一回読む事にします。 綺麗にまとまっていて最後は切ないけど良かったし、牧本が本当に本当に好みです。2023/02/21

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