内容説明
全国の不動産関係者、デベロッパー社員必読。積水ハウス、アパグループ…不動産のプロがコロッと騙された複雑で巧妙すぎるその手口。
日本中で「地面師」という詐欺師集団が跋扈している。彼らは不動産の持ち主になりすまし、勝手に不動産を転売して大儲けするのだ。騙されるのは、デベロッパーや不動産業者などの「プロ」たち。被害者の中には信じられないような大手も含まれる。あの積水ハウスが70億円、アパグループも12億円を騙し取られている。名だたるプロがコロッと騙される地面師の手口は巧妙で複雑。その内実を知るしか、詐欺から身を守る方法はない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やな
45
ちょっと理解できない部分が多く、モヤモヤしながら読了。しかし、とてつもない大金をせしめとる詐欺集団が存在し、逮捕されてもなかなか起訴されない現実は、理解した。2024/12/07
d2bookdd
39
地面師のルポ。1件1件が、信じられないうちに、次々と事例が続き、信じられない気持ちに。自分が、騙されることは無さそうだけど、騙すことを生業にする人がいるのも事実と認識した。2024/12/06
そうにゃん
36
おもしろい、好物の読み物。不動産に関わる人は必読。欲を言うならもう一段深い闇の部分を探って欲しかった。表向き清掃員として働いている「なりすまし役の手配師」などもっと知りたかった。連ドラ化希望。2023/01/27
yunyon
35
ドラマ見てたから、なんとなく流れが分かったけれど、頭の中はトヨエツとピエール瀧でいっぱい。そして小池栄子… 戦後の混乱期から始まって、東京の一等地を舞台に暗躍してきた詐欺師集団、簡単な事ほど、慎重に考えて人を見たら泥棒と思えは、やっぱり先人の知恵だったのかしらって。2024/12/20
kei-zu
35
ネトフリでドラマ「地面師たち」を鑑賞し終えたので本書を手に取る。お目当ては、同ドラマの元ネタとなった積水ハウスを相手にした詐欺事件。現実はドラマほど段取りは良くないようで、それでもドタバタの中でだまされてしまう人間心理が恐ろしい。2024/09/14