講談社文庫<br> 地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団

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講談社文庫
地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団

  • 著者名:森功【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 講談社(2022/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065292563

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内容説明

全国の不動産関係者、デベロッパー社員必読。積水ハウス、アパグループ…不動産のプロがコロッと騙された複雑で巧妙すぎるその手口。
日本中で「地面師」という詐欺師集団が跋扈している。彼らは不動産の持ち主になりすまし、勝手に不動産を転売して大儲けするのだ。騙されるのは、デベロッパーや不動産業者などの「プロ」たち。被害者の中には信じられないような大手も含まれる。あの積水ハウスが70億円、アパグループも12億円を騙し取られている。名だたるプロがコロッと騙される地面師の手口は巧妙で複雑。その内実を知るしか、詐欺から身を守る方法はない。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そうにゃん

16
おもしろい、好物の読み物。不動産に関わる人は必読。欲を言うならもう一段深い闇の部分を探って欲しかった。表向き清掃員として働いている「なりすまし役の手配師」などもっと知りたかった。連ドラ化希望。2023/01/27

Mark X Japan

15
内容よりも、検挙率の低さと刑の軽さに戦慄を覚えます。これが、この手の事件を増やしています。警察の対応やどこまでグルなのかがわかりにくいことも助長しています。もっと大きな話題になるべきことでしょう。☆:4.52022/12/04

elf51@禅-NEKOMETAL

15
地面師,昔,梶山季之が書いていたが,これはノンフィクション,実際にあった事件の話。他人の土地を売り飛ばす地面師って詐欺小説でもちらっと出ては来るが実際にも事件になりにくく,本当に潜っている裏仕事。他人になりすまして印鑑証明まで作ってしまうとかヤバすぎるだろ。土地を取られた方がずっと気付かないのが怖い。で,本人が死んだら,被害者がいなくなるのでそのままうやむやになるとか。善意で取得した人には文句は言えないし。相続人不在だと国のものになるが,国はそんなことがわかっても訴訟しないし。本当の闇だな。2022/11/02

sheemer

13
通勤聞き読み。不動産取引に絡む詐欺の手法を実例をもとに紹介した本。おおむね、地権者のなりすましを仕立てるところから話が広がっていく。すごい世界もあるものだと思った。加えて、これがなかなか立件されず、罰せられないことにも驚いた。2024/04/09

モルテン

13
主だった地面師詐欺事件について、それぞれ章立てで説明してあり分かりやすかった。第一章が「積水ハウス」事件なので掴みはバッチリ。なりすましばかりの事件の中で、なりすまし不在の世田谷事件が取り上げられてるのが嬉しい。情報源の一人が宮田康徳なので、弁護士の存在についても触れられてるのかなと思ってたけどさすがにそれはなし。詐欺師なので著者も距離を置いてると思われる。そもそも中間業者がいたり転売が常態化してる不動産業界がどうかしてると思う。そんなだから詐欺師に付け込まれるのだと感じる。2023/01/02

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