内容説明
衣装家の女とバンドマン志望の男。元人気子役のタレントとゲイの男の子。彼氏に染まる金髪ギャルとハイテンションなフリーター。子持ちの風俗嬢と元人気子役の俳優。幸せに見えた四組のカップルには、ある秘密があった――。クズ男を引き寄せた理由を振り返るうち、女たちは重大な事実に気づく。もしかして私たち……。自らの人生を取り戻すため、彼女たちの爆走劇が始まった! 「泣いてないで早く出てってよ!!」彼女たちの叫びの先にある超越した恋愛物語とは……!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yuui
17
根本さん、これはずるいです!それでもって最高でした 男からしたらやっぱり男なんてあほでなんて情けないやと思う反面でも少しはわかってよって思うところもあってでも女の人はやっぱり強いなと!ごめんなさいって謝りたくなります 今回も凄まじかったな! 男のダメダメなところをこれでもかと見せられ女の逞しさ?意志の強さを見せられましたね! 自分の思うがままに生きろと! 自分の感性の赴くままに! もっと超越した所へ2022/10/08
蜜柑
16
aikoが主題歌をしていたので、映画を見に行ってからもっと人物の心理が知りたくて読んだ。後、朝井リョウさんと根本さんが対談しててそれが面白かったのもあって購入。とても面白かった。 「この人お米持ってくれるから一緒にいればいい」っていう言葉がすごく腑に落ちた。恋愛って相手についつい色々求めてしまうけど、期待している自分にも問題があるわけで、もっと一緒にいる理由を簡単に捉えたりすればうまくいくのかなーなんて思った。2022/11/15
tomoka
12
映画化されていたんですね。読んでいてもクズ男たちに怒り爆発していましたから映画を観なくて良かったと思います(笑)個人的には「〜してあげる」を連発する怜人が一番嫌い。2023/01/20
しい☆
7
めちゃくちゃ面白かったー。気になりながら行けなかった映画が小説になっていると知って読み始めてみたら、その仕掛けも含めて予想のはるか上をいく面白さだった。やっぱり映画も観ておけば良かったかな。最近舞台に行けてないけど根本宗子さん、好きだわ。2022/11/15
YUMINSU
7
元ネタの舞台の原作者で映画版の脚本家でもある根本さんによって書かれた小説版を映画鑑賞後に読みました。クズ男にハマる4人の女性達の物語。舞台が原作だからこそな2転3転するストーリー展開と、クライマックスのダイナミックな演出が最高な映画版。小説版は登場人物達の心情が文章になってさらに細かく物語を補完してくれるので嬉しい。そして肝心の場面も本ならではの見せ方に変換されていて素晴らしかった。登場人物のダメなところが小説でさらに浮き彫りになったと思うのに皆いとおしく感じてしまう。彼らに会いにまた映画館へ行こうっと。2022/10/18




