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内容説明
本書は、山口大教授で現役の哲学者であり、上記の「哲学研修」講師としても引っ張りだこの人気を誇る小川仁志氏による、「ビジネスパーソン向けの仕事で使える哲学教室」。
哲学史の理解や教科書的な説明ではなく、「ビジネスに役立てる」ことを意識した氏の研修内容に、週刊エコノミストで連載中の「問題解決のための哲学」の内容を追加。
ビジネスパーソンの「考え方」を柔軟にし、「よりイノベーティブに」「難問を前にしてもたじろがず考え抜く力」「答えのない問題に答えを出していく思考力」を養う。
「本質直感千本ノック」「常識にいちゃもんをつける練習」など、独創的な課題が満載の氏の哲学研修は大手商社などを中心に人気。
「お金持ちだけがいい教育を受けられるのはなぜ正義ではないのか」といった「白熱教室」的な問題のほか、「どうすれば怒りをコントロールできるか」といった生き方・倫理学的な内容も含まれ、幅広い層の興味・関心をそそる1冊。
(週刊エコノミスト連載「哲学でスッキリ問題解決」を加筆のうえ書籍化)
目次
第1章 問題解決ツールとしての哲学
第2章 イノベーションが溢れ出す「ビジネス哲学研修」
第3章 「生きづらさ」は最高の教科書である
第4章 結果を出すための「お金の哲学」
第5章 「つながり」が分かればビジネスはうまくいく
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ta_chanko
16
ビジネスのフレームワークから離れ、徹底的に常識を疑い、俯瞰的な視点から哲学的に再構成する。感性・直感を大切にし、理性・論理で考え、哲学的に思考・構成する。先行きの見えない現代において、哲学的に思考し行動することはビジネスパーソンのみならず、すべての人にとって重要な課題。直感や違和感から、より良い社会のあり方を考えてみよう。2021/04/21
Go Extreme
3
問題解決ツールとしての哲学:そもそも哲学とは何か なぜ今哲学を知っておく必要があるのか イノベーションが溢れ出すビジネス哲学研修:ビジネス哲学研修の概要;哲学的に疑うための手法 生きづらさは最高の教科書である:哲学は不眠にも効く?:結局人間の行動原理は欲望充足なのか? 結果を出すための「お金の哲学」:なぜ「話が分かりにくい」のか:スマートよりローテクのほうが意外と結果が出るワケ 「つながり」が分かればビジネスはうまくいく:権利はどこまで主張していいのか 「全体の利益」と「個人の利益」どちらが大事なのか2021/04/01
玲
2
哲学とは、「自分のフレームを超え、自分なりに行き着くところまで考え抜いてそれを言葉で表現すること」 意味を疑う→広く&深く考える→新たな意味の創出 感性が先、理性が後 練習=言葉を磨く1.変な質問、2.本質千本 疑う=イチャモン 異次元の視点 実存の美学=積極的な生き方=生きやすさ? 2021/07/24
とある内科医
2
後半は相談と回答が続き、タイトルから想定してたんと違う。 ピカソシュタインという造語をメモ。2021/07/23
クリアウォーター
1
★★★★☆本書は、最近ムーブメントになりつつあるビジネス哲学研修について、どういったものかを説明し、その内容を1・2章で紹介している。また、3・4・5章ではビジネスパーソン個人の悩みについて、哲学によるアプローチで解決の糸口を与えている。哲学をベースにした思考法は、今まであまり触れてこなかった内容も含まれていて、なかなか面白かった。また、個人の悩みについては、一度は自分も考えたことがあるような内容が多く、共感できることが多かった。そんな中、「なるほど」と思えるようなアプローチが多く、とても参考になった。 2021/05/30