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内容説明
“弱さ”を隠して生きるすべての人へーー。佐々木充彦10年ぶりの新作
生きづらいこの社会に疲れ切った主人公ミロは、あるとき猫の街に迷い込む。猫といっても四本足で歩く小さな猫じゃない。彼らは服を着て、靴を履き、二本足で歩いている。毒々しいこの街で、ミロは一人の少女と出会い、自分の中の暴力性・残虐性が剥き出しになっていく。
現代社会で誰もが抱える悩みを、佐々木充彦が美しく繊細なタッチで描く。読んでいると胸が苦しくなる、心をえぐる問題作。小説版と漫画版が一冊に収録された豪華仕様の一冊。
【著者】
佐々木充彦
1983年福岡生まれ。漫画家、イラストレーター、デザイナー。2013年、600ページオールフルカラー漫画『インターウォール』(PIE International)でデビュー。同作は文化庁メディア芸術審査委員会推薦作品に選出。2019年、短編漫画『さよならイエティ』が日中漫画大賞で佳作に選出。2022年2月22日ネコの日に、9年ぶりの新作長編漫画『キャットウォーク』をnoteに公開。お酒が好き。
目次
漫画版/小説版
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かながわ
4
山本さほさん帯につき読む。内向きの矢印がいつしか黒くなって外向きになってカタルシスとともに晴れわたる。誰もが無関係と読めないのではなかしら。2023/01/21
たけのこ
1
佐々木充彦先生の10年ぶりの新刊。前作『インターウォール interw@//』がなかなか面白かったのでこちらも。一部カラーで描かれるのはネコたちの町。そこに迷い込んだ人間の主人公はそこで殺人を犯す……。妄想とリアルの入り混じるこのひりついた空気。いいものを読みました。2022/10/26
緑虫@漫画
0
★★★★ けっこう深刻にこえーなと思える狂気の描写とビジュアルの美しさが両立できてしまっていてこえー作品です。猫の特権性。2022/08/27