内容説明
「なぜ障がい者はお洒落ができないのか」「なぜ男性はスカートを履いてはいけないのか」
そういったこれまでの価値観に対抗し、新しいファッションを生み出し続ける、日本障がい者ファッション協会代表の平林景。
そうした言葉を聞くと一見、華々しい姿を思い浮かべるかもしれないが、かつては美容師という夢に挫折し、発達障害のためできないことだらけという困難に悩んでいた。
しかし、特別な才能もない一人の人間が、「ファッションで福祉を変える」をモットーに活動を始め、そして2022年、念願のパリコレの夢を実現し、車椅子でのファッションショーが初めて開催される。
どんなにできないことがあっても、どんなに「普通の人」でも、何かを成し遂げることはできると、その行動で示した。むしろ、ハンデがあったからこそ、多くの人が集まり、大きな志を成し遂げることができた。
よりITの進化の波を受けるビジネス業界、男性と女性など姓のボーダーがなくなりつつある社会、今、世の中は変化の時代を迎えている。
そうした過渡期では、未だ古い価値観が残り、何かを始めたい人にとっては障壁になっているかもしれない。でも、大丈夫、世界は必ず新しい方向へ舵を切っていくのだから。
やりたいことがあるけど何かの壁にぶち当たっている人、変な価値観や偏見に悩まされている人はぜひ本書を読んでほしい。
「普通の人でもやりたいことを実現できる」を行動で示した平林景が、その成功法則を紹介し、前を向く勇気を与えてくれる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
21
先入観のタガをはずせ! ハンデがあるからうまくいく非常識な成功法則。平林 景先生の著書。障がいがあってもハンデがあっても気にしない。障がいがあってもハンデがあってもむしろそれをばねにする。障がいがあったりハンデがあったりすることは不幸なことと考えるのは古い常識で非常識。障がいがあったりハンデがあったりすることをチャンスと考えることが新しい常識。平林 景先生のお話に勇気と元気をもらえる人はたくさんいるはず。素敵な一冊。2022/12/16
ぽけっとももんが
11
こどもの幼稚園選びで悩んだ時の保健師さんの、短所を伸ばすより長所を伸ばす方が将来的に大きな人になるよ、というアドバイスを思い出した。長所を伸ばすとそれ以外も引っ張られて伸びるものだよ、と。大きな人になったかどうかはともかく、なるほどと思った。平林氏の持論もまさにその通り。できることを伸ばし、できないことはそれが得意な人に任せることがうまく行くチームを作る。パリコレも成功したようだしなによりこの方すごくかっこいいし、これからも何かしでかしてくれそうだ。2023/01/08
ハヤト
2
先入観 おしゃれの持つポジティブなパワーは人の心や社会を動かす。 自信を持つということは自分を好きになり認めてあげること。 いくら悩んでも答えが出ない時は一旦クローゼットにしまう。 無意味な努力をしないために、できないことは公言する。 弱みを受け入れて人に頼る。 自分の思考やすべきことを言語化して文章に書く。 タイムマシン経営。2023/03/09
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