内容説明
「ハッキリ言う、安倍さんが日本を救ったのだ!」(高橋洋一)
・今も続く的外れな「アベノミクス批判」
・アベガーよ、「安保法制反対!」をウクライナで叫んでみろ!
・「悪い円安論」は無知の極み
・日本は今も全くインフレを心配する必要はない
・岸田総理よ、いま緊縮財政をしてはいけない!
・ウクライナで世界と日本の経済はこうなる
・ロシアの金融破綻の確率は・・・100%だ!
・実は日米同盟は世界基準だと「弱い同盟」である
・日本の戦争確率を確実に減らす方法を教えよう
・「平和ボケ」はお花畑からでて来なさい!
・財務省は防衛省の植民地化を狙っている
・安倍さんほど政策を「世界基準」で考えた政治家はいなかった(著者)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tnyak
6
安倍晋三氏の功績、世界経済と戦争論について記された、極めて示唆にとむ好著。そして、第4章の記述は、 数多くの愛国日本人が、100%同意する内容だと思う。 2023/05/07
geki
6
高橋さんの語る安倍さんへの愛。それは、日本が生き残るために、日本が変わることへ舵をきった偉大なる政治家を悼む気持ち。国際社会にはルールがあるようでいて、とても脆いものである。アメリカ、ロシア、中国のふるまいを見れば、それは明らかである。軍事力と経済力のパワーゲームと化している世界の中で、日本は現状を打破しないと未来はない。遅れを取り戻せるかどうかは、政治の力。遅れを取り戻すための原資を稼ぐのが、企業の役目。日本の未来は、国民一人一人の自覚と日々の努力の積み重ねにかかっている。決して他人事にしてはならない。2023/04/22
かわかみ
4
故・安倍氏を回顧する内容かと思ったが、そうでもなくて、著者が日頃、発信している経済政策や安全保障政策について述べている。したがい概ね既に承知している内容ではあったが、昨年2月にロシアがウクライナに侵攻したことについて、戦争に至るまでの歴史的な背景と経緯を詳しくおさらいしてくれているのは有益だった。この本に記されている内容について著者は安倍氏と多くを共有していたのに残念至極という思いがタイトルにあらわれているのだろう。2023/03/26
Masap
3
著者と安倍さんとの関係がこんなにも古かったとは存じ上げませんでした、アベノミクスの出所は高橋さんだったのですね。政策のくだりはちょっと難解でしたが国際的に確かなプレゼンスを高めてくれたことは間違いないです。志半ばで無念であっただろうと、ただ未来を切り拓く道筋を作ってくれたと感じています。2024/01/04
しょうじ
3
著者のことは、アベノミクスが効果を上げた後にメディアで安倍政権はどんなことを実際に行っていたかの解説を聞いてファンになりました。財政と金融と成長戦略は政府主導で行うべきで、これまで財政と金融を政府が率いることがなかったようだ。安部さんはその点が違ったらしい。国内の経済運営を「デフレからの脱却」というスローガンを使って確実に進めながら、防衛面でも戦争確立を避けるべく統計的に有意な戦略を編み出し対外政策を組み立てた政治家であったようだ。その政府で活躍した著者。憲法改正まで安部・菅・髙橋で行って欲しかった。2023/09/02