増補新版 チェリビダッケ 音楽の現象学

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増補新版 チェリビダッケ 音楽の現象学

  • ISBN:9784865980325

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内容説明

ベルリン・フィル首席指揮者、シュトゥットガルト放送交響楽団首席指揮者などを歴任、多くの伝説的名演を残したチェリビダッケが、1985 年にミュンヘン大学で満員の聴衆を集め行なった歴史に残る講演録。音楽の現象学とはなにか。黒板とピアノを使い、名指揮者が熱く語った内容を忠実に本に再現。2度の重版の後、長らく品切れになっていましたが、この度チェリビダッケの全ての来日に立会った訳者の石原良也氏による来日時の記録や素顔のマエストロを描いた貴重な交流録を加え増補新版として出版します。コンサート記録付。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

breguet4194q

75
著者の主張を全て理解できてるとは到底思わないが、とにかく「音」というものに対して、とてつもない哲学を持っていることがわかります。前段で、著名な教授がチェリビダッケ氏の哲学をわかりやすく解説するはずなのに、それがサッパリ意味がわからない。(中盤に掲載されているチェリビダッケ氏自身の講演内容の方が、断然わかりやすい)。挙げ句、後段の訳者の自慢話は、歴史的事実を除くと鼻につくことばかりで、残念で仕方がない。とにかく、チェリビダッケ本人の講演が目玉。本当に偉大な指揮者だと実感できました。2025/06/06

sou

2
哲学的で難解な文章なので十分理解できたかは怪しいものの、テンポ(≠速度)は唯一無比であるという捉え方が面白いと思いました。指揮者としては独特なスタンスですね。「時間的な次元は最初から音程の中に含まれている」、「音楽に選択の余地はなく、したがって解釈もない」2021/04/16

あれっさんどろ

2
彼のゆったりしたスピードの演奏の理由が、なぜ録音嫌いで録画は許したのかなどの理由が明かされています。まず彼の第九を聞いて見たくなりました2017/12/11

1
発行日:2017年5月31日増補新版第1刷 2006年11月10日初版第1刷 2009年6月25日初版第3刷 著者:セルジュ・チェリビダッケ 第二部著者・初版及び増補新版訳者:石原良哉 発行人:茂山和也 発行所:株式会社アルファベータブックス 装丁:佐々木正見 印刷:株式会社エーヴィスシステムズ 製本:株式会社難波製本 定価:本体2500円+税 初版共訳者:鬼頭容子 編集:結城加奈 中川右介、佐藤英豪、セルジュ・イオアン・チェレビダーキ2025/02/03

trazom

1
この本を読んで以来、「テンポは響きの豊かさで決まるのだ。速度とは違う!」というチェリビダッケの言葉を噛みしめながら、楽器に向かうようになった。2017/07/09

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