内容説明
新型コロナワクチンの深い闇、地球温暖化・脱炭素の欺瞞、病気をつくりだす医者、権力に迎合する科学者――
「国民を愚弄するのはもうやめろ!」『ホンマでっか!?TV』でもおなじみの“生物学の専門家池田清彦が、専門家のねつ造・虚言を喝破する! 知の巨人による、真相を見極める知恵と教養
コロナ禍の感染症対策で、「専門家」の言葉がかつてないほど注目を集め、日本は振り回された。多くの専門家は当初、マスクは有効ではないと発言。
感染経路も、最初の頃は飛沫感染と接触感染が主で空気感染はないと言っていた。かように専門家はしばしば間違え、それを訂正することなく知らんぷりを決め込むことが多い。
研究するには金がかかる。その金を工面するために、専門家は行政や企業の顔色をうかがう。
そのため、カネの絡む分野では、行政や企業と癒着しやすく、スポークスマンとして使われやすい。
同時に、行政や企業の意向に反する研究成果はメディアに取り上げられないことが多い。
つまり、その発言は時の政権やメディアの意向を反映するべく“つまみ食い”され、「専門家」は自分たちの意見を主張する際の権威付けとして利用されている側面が多分にあるのだ。
「専門家のウソ」に振り回されてバカを見ないための情報リテラシー入門として最適の一冊。
真実を語ろうとしない専門家に存在価値なし!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
速読おやじ
21
常識を疑ってみようというのが本書のエッセンス。CO2と温暖化の関係、コロナワクチン、高血圧の定義や健康診断の義務化など、常識と考えられてるモノの裏側には利権があるという考え方だ。そして、一旦常識となってしまったモノを、それは間違ってましたとは行政は口が裂けても言えない。これを無謬性の原則というらしい。さて、この本を読んでそのまま鵜呑みにしてしまうのも、それはそれで困ったことだ。とにかく真相を見極めるためには、自分の目で見て、自分の頭で考えることが大切だなと改めて思う。2022/10/02
てつのすけ
19
我々は、専門家という言葉に騙されている。例えば、経済の専門家が、我が国の政策決定に影響をおよぼしているが、現在の経済状況はどうなのだろう。専門家は、我が国で、経済を衰退させる試験をしているのだろうか?医療の専門家も、色々な健康法を提唱しては、次からつぎへと、手法を変えて儲けているように思う。専門家ほど、信用できない者はいないのではなかろうか。2023/08/21
V6_1800
7
例えば、二酸化炭素排出が温暖化を引き起こしているという定説には前から多くの反論があり、個人的にはむしろ反論の方に科学的根拠があると思うのだけれど世間はそうではない。高血圧の話は初耳。それこそ真偽は自分で考えようというのがこの本のそもそもの主張なのでよく調べて考えようと思いました。この本を読んで「そうなんだよなぁ」と納得、共感する部分が殆どなんだけど、本当はそうじゃない人が読むべき本なんでしょうね。印象に残った文をいくつかコメント欄に残しておきます。2025/09/21
デスカル
6
▼研究費がほしいばかりに、権力に迎合することになる▼昔は金持ちが研究者だった▼降圧剤を売るために製薬会社が、働きかけて値を下げている▼健診の結果から医者のフォローを受けた人の方が多く死んでいる▼利権のために法律を作る政治屋▼審議会メンバーは権力側の人を集めて権力側の意見に泊をつけるだけ2023/02/14
拡がる読書会@大阪
4
SNSとかでは色んな情報が入ってきますからね。 その情報は発信者の承認欲求だったり、正義マン的なことからだったり、利害関係があったりと何を動機に発しているかなども考慮していくべきですよね。それをフィルタリングするにはこういう本を読んでおくと振り回されずにいれるかもしれません。 https://note.com/sharebookworld/n/nf97f8c1ee9fb2023/04/18
-
- 電子書籍
- 花のウエディング【分冊】 10巻 ハー…
-
- 電子書籍
- ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 1




