内容説明
王太子の手付きというデマが王国に広まったことで、聖女候補から外され王都を追放された伯爵令嬢のジゼル。のんびり修道院で暮らしていたところ、修道院のゴミ捨て場に中型犬が行き倒れていたのを見つける。犬を保護したジゼルは、イザックと名付け、修道院の番犬として飼い始めることにした。イザックの世話をして過ごしていたある日、教会に泥棒が入ってくる。ひょんなことからそれを見つけてしまったジゼルは泥棒に羽交い絞めにされるが、それをイザックに助けてもらう。泥棒が捕まって騒動が一段落したのち、イザックにお礼としてキスをしたところ、イザックが青年の姿になって――!? ※電子版は単行本をもとに編集しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜
4
大きな魔力を持ち聖女候補として神殿で学ぶヒロイン、だが蹴落としたい周囲により不名誉なうわさを流され追放、修道院で見習いとして過ごすことに。神殿で学んだ祈りなどを駆使しそれなりに生活する頃、死にかけの犬を拾って世話する。可愛いとばかりにキスしたら犬が全裸の青年になって……という感じ。彼女が王太子と付き合っていたのは王太子が記憶消去の魔法をかけたことでヒロイン自身も忘れていて~という設定だけど、このあたり読解力不足で訳がわからないまま終わった。登場人物も多くて誰が誰かわからなくなったのが読んでてつらかったな。2022/10/22