日豪の安全保障協力 - 「距離の専制」を越えて

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日豪の安全保障協力 - 「距離の専制」を越えて

  • 著者名:佐竹知彦
  • 価格 ¥4,180(本体¥3,800)
  • 勁草書房(2022/09発売)
  • ポイント 38pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326303120

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内容説明

ともに民主主義的価値観を持ち、アメリカと同盟を結ぶ日本とオーストラリア。中国に対抗する日米豪印「クアッド」でも注目を浴びる日豪両国は、どのように「準同盟」と呼ばれるまで関係を深化させてきたのか? 中国への認識ではどんなギャップがあり、どのように収斂していったのか? 新進気鋭の安全保障研究者が検証する。

目次

序章 なぜ日豪の安全保障協力は発展したのか
 1.解明すべき問題
 2.先行研究と理論的視座
 3.本書の議論と構成

第1章 日本とオーストラリアの脅威認識
 はじめに
 1.日本の対中脅威認識
 2.オーストラリアの対中脅威認識
 3.「脅威」をめぐる問題

第2章 冷戦期の間接的同盟関係──1945~1989年──
 はじめに
 1.日米同盟と米豪同盟
 2.ニクソン・ドクトリン下での協力
 3.冷戦期の安全保障協力の限界
 おわりに

第3章 冷戦後の日豪の接近──1990年代──
 はじめに
 1.冷戦後のオーストラリアの地域情勢認識と日本
 2.冷戦後の日豪の接近
 3.対米同盟の再強化と防衛交流の拡大
 おわりに

第4章 実践的協力の強化──2000~2008年──
 はじめに
 1.日米豪戦略対話の発足
 2.実践的協力の強化
 3.安全保障協力の制度化
 おわりに 

第5章 政権交代と日豪関係──2008~2013年──
 はじめに
 1.労働党政権と民主党政権の安全保障協力
 2.パワーシフトと脅威認識の増大
 3.チャイナ・ギャップとチャイナ・コンセンサス
 おわりに

第6章 日豪「準同盟」関係の可能性と限界──2013~2016年──
 はじめに
 1.「特別な戦略的パートナーシップ」へ
 2.日豪潜水艦協力の進展と挫折
 おわりに

第7章 「自由で開かれたインド太平洋」に向けた取り組み──2016年以降──
 はじめに
 1.潜水艦後の日豪協力
 2.「自由で開かれたインド太平洋」と日豪の安全保障協力
 3.防衛協力の進展
 おわりに

終章 地政学の復権?
 1.本書のまとめ
 2.本書の議論から見えること

あとがき
初出一覧
事項索引
人名索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さいごの砦

1
両国の秩序観から協力関係を分析。これから日豪協力が重要になってくる情勢の中でクリティカルな本2024/02/11

1
かなり細かい情報まで載っているが、その記述場所がいったりきたりする印象を受けた。関連イベントの年表とかあったらわかりやすい気がする。2022/05/23

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