鬼滅の妖異学 - 人と鬼のあいだにあるもの

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鬼滅の妖異学 - 人と鬼のあいだにあるもの

  • 著者名:諏訪淳一郎
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 勁草書房(2022/09発売)
  • ポイント 28pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326654338

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内容説明

『鬼滅の刃』は、連載中から大きな注目を集めており、映画公開の頃にはすでに社会現象となっていた。このように多くの人が『鬼滅の刃』に魅了され続けているということの文化的な意味について、そして何がそのような共感をもたらすのかについて、本書は現代日本文化の中にある「鬼滅的なもの」について接近することで理解を試みる。

目次

序 章 妖異なものへの入り口
 1 「夕闇が深くなると」
 2 時空間─妖異なものの存在する場所
 3 出来事の伝承
 4 語りの世界線
 5 本書の方法
 6 各章のあらまし

第1章 流血の妖異
 1 血の形質
 2 流血の妖異
 3 血の分有
 4 血と薬
 5 疫学と秘蹟
 
第2章 暗闇と魂
 1 鬼は現れるために隠れている
 2 異界はどこにあるのか
 3 魂の場所
 4 鬼として成り受ける生

第3章 修験の命脈
 1 修験の命脈
 2 ヒノカミ神楽の実践
 3 「ヒノカミ様になりきる」
 4 太陽の刀
 5 神楽の鬼狩り
 6 ヒノカミ様と鬼

第4章 鬼狩りの卒業
 1 鬼狩りの反世間
 2 鬼狩りは鬼に合わせて個になる
 3 鬼殺隊士になるということ
 4 産屋敷のモラル・エコノミー
 5 鬼狩りの卒業

第5章 かまぼこ隊の家
 1 かまぼこ隊の家
 2 一世代の物語
 3 死者と会う場所
 4 情の掛け合い
 5 無縁と鬼
 6 家はどこにあるのか

第6章 かなしみの匂い
 1 かなしみの匂い
 2 情念の伝承
 3 落涙の絵詞
 4 鬼になる「ふし」

第7章 がらくたの笛
 1 羅生門効果
 2 黒死牟と巌勝
 3 炭吉の記憶と縁壱の語り
 4 がらくたの笛

第8章 反復の彼岸
 1 次から次に
 2 記憶する細胞
 3 縁壱になるということ
 4 「人の想い」の繰り返し
 5 夢の中の死

第9章 感覚の複製
 1 感覚の複製
 2 痣の発現
 3 欠損の剣劇
 4 肉の鎧
 5 太陽に焼かれる

終 章 人と鬼のあいだにあるもの
 1 妖異なものの感性
 2 人と鬼のあいだ
 3 異界への扉
 4 断片から生まれる世界感

参考文献・資料
あとがき
事項索引
『鬼滅の刃』引用索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2024/10/19

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