内容説明
1973年、春の全国高校野球。
優勝候補の名門校が、一回戦で姿を消した――
歴史的敗戦によって厳しい批判を浴びる中、
打倒「昭和の怪物」を目指して奮闘した
高校球児と名将に迫る、渾身のルポルタージュ。
良いことも悪いことも人生の一部として教えてもらった野球に、
そしてその野球人生のスタートだった銚子市と、
野球を教えてくれた関係者の皆様に対して、
感謝とお礼のつもりでこの作品を手がけた。（本文より）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
santiago
1
かつての名門校へのノスタルジーと、地元少年野球の地盤沈下の嘆き。そして悲しみに更に拍車をかけるのが、ライターの文章力と足りない取材。これなら作中でも触れられている「銚子商野球部ノート」を復刻してもらった方が余程ありがたい。本書が銚子商業野球部の最後のモニュメントとならぬよう、甲子園での復活を強く願う。2023/01/02
