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内容説明
日本の領土のうち「北方領土」と「竹島」は、それぞれロシア、韓国の実効支配をゆるしています。「尖閣諸島」は中国が実効支配を狙っています。
日本が「歴史的にも国際法上も日本固有の領土」といくら正論を述べたところで、彼らは日本の領土を明け渡すことはありません。
いま必要なことは、現実的な思考ではないでしょうか。日本の周辺国がどのような戦略をもっているのか? それに対して日本はどのような戦略をとるべきか? しっかりとした戦略をもってのぞまないと日本の領土は守れません。
このような現実的な思考をするためのツールの1つが「地政学」です。「地政学」とは、地図をもとにその国の政治や軍事を考えていく学問です。
ロシアのウクライナ侵攻や台湾有事の危機が報じられるなか、領土問題に対する関心が高まっています。本書が日本の領土について考える一助となれば幸いです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hatman
9
日本の領土問題に関する歴史的背景と各国の思惑が日本人著者目線で書かれている。難攻不落のハートランドだが外に出にくいランドパワー国家。シーレーンをベースにパワーバランスを一歩引いたところから制御しようとするシーパワー国家。日本海を狙う中国だが港がないので北朝鮮から借用し、ロシアは以前に中国から分捕り。「ダレスの恫喝」と「グロムイコ声明」で欧米にジレンマを抱え続けさせられた日本。領土問題は意図的に作られた解決不能な喉に刺さった骨なのか。 現状を維持するには「引いたら押される」に対する我慢と粘り強さが重要か。2023/02/25
マサキチ黒
8
作者が自分で「地政学は軍事派生の学問ですから」とか言い出したら眉につば付けて読まなきゃね。地政学から見れば領土問題は資源の取り合いなだけなのだが、表紙カバーにあるように『東南アジアまで含めた地政学的見地』にしたほうが面白かったのではないかと思います。オススメいたしかねる所存。2022/12/22
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